InterSystems XML ツールの概要
InterSystems IRIS® では、オブジェクトを XML ドキュメントの直接表現として使用でき、XML ドキュメントの直接表現をオブジェクトとして使用できます。InterSystems IRIS には、ネイティブのオブジェクト・データベースが含まれているため、このようなオブジェクトを直接データベース内で使用できます。さらに、InterSystems IRIS には、任意の XML ドキュメントと DOM (ドキュメント・オブジェクト・モデルOpens in a new tab) を操作するためのツールが用意されています。ドキュメントが InterSystems IRIS のいずれのクラスにも関連していない場合でも同じです。
SAX パーサ
InterSystems IRIS XML ツールでは、InterSystems IRIS SAX (Simple API for XML) パーサが使用されます。これは、標準 Xerces ライブラリを使用した、組み込みの SAX XML 検証パーサです。SAX は、完全な XML 検証とドキュメントの解析を提供する解析エンジンです。InterSystems IRIS SAX は、高性能なプロセス内コールイン・メカニズムを使用して、InterSystems IRIS プロセスと通信します。InterSystems IRIS の組み込み XML サポートを使用するか、または InterSystems IRIS 内で独自のカスタム SAX インタフェース・クラスを提供することで、このパーサを使用して XML ドキュメントを処理できるようになります。
特殊なアプリケーションの場合は、カスタムのエンティティ・リゾルバとコンテンツ・ハンドラを作成できます。業界標準の XML DTD またはスキーマ検証を使用して、受信 XML を検証したり、解析対象の XML 項目を指定することもできます。"SAX パーサの使用法のカスタマイズ" を参照してください。
追加の XML ツール
InterSystems IRIS XML サポートには、以下の追加のツールが含まれています。