プロジェクト
Answer:
プロジェクトとは、便宜上まとめることのできる、クラス定義またはルーチンの集合です。
プロジェクトを使用すると、スタジオ・セッションを開始するときに、簡単に今までの作業に戻ることができます。例えば、アプリケーション、またはその一部に関連するすべてのクラスを、1 つのプロジェクトの中に置くことができます。スタジオを開始するときにこのプロジェクトを開くと、ワークスペース・ウィンドウの [プロジェクト] タブに、すべてのクラスが一覧表示されます。
1 つの外部ファイルからプロジェクト全体をエクスポートしたりインポートしたりできるので、簡単にアプリケーション・コードを保存したり、渡したりできます。
Question:
プロジェクトに項目を追加するには、どのようにすればいいでしょうか?
Answer:
以下に、現在のプロジェクトに項目を追加する方法のいくつかを示します。
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[ファイル]→[開く] で 1 つまたは複数の項目を開く前に、[開く] ダイアログの [プロジェクトに追加] チェック・ボックスにチェックを付けます。
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現在のエディタ・ウィンドウの項目を現在のプロジェクトに追加するには、[プロジェクト]→[アイテム追加] を選択します。
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ワークスペース・ウィンドウで、項目をハイライト表示して右クリックし、[プロジェクトに追加] を選択します。
Question:
異なるネームスペースのものを、プロジェクトに追加することはできますか?
Answer:
いいえ。プロジェクトに含むことができるのは、現在の InterSystems IRIS® ネームスペースから見える項目のみです。
Question:
1 つの項目が、複数のプロジェクトに属することはできますか?
Answer:
はい。プロジェクトは、一緒にグループ化するために選択して指定した項目 (クラス定義およびルーチン) のセットです。項目自体は、属するプロジェクトに対してリンクを持ちません。項目が属することのできるプロジェクトの数の制限はありません。
Question:
プロジェクトを使用したくない場合は、どのようにすればいいでしょうか?
Answer:
スタジオでは、必ずしもプロジェクトを使用する必要はありません。完全に無視しても問題ありません。プロジェクトを無視するには、既定のプロジェクトに項目を追加せず、スタジオの終了時に、プロジェクトを保存するかどうかを聞かれたときに、これを無視してください。
Question:
プロジェクトをエクスポートできますか?
Answer:
はい。[ツール]→[エクスポート]→[プロジェクトのエクスポート] を選択します。ファイル名を入力し、[OK] をクリックします。これにより、現在のプロジェクトのコンテンツがすべて (プロジェクト定義も含め) 1 つの XML ファイルにエクスポートされます。
Question:
プロジェクトを削除するには、どのようにすればいいでしょうか?
Answer:
[ファイル]→[開く] を選択して、すべてのプロジェクトを表示します。プロジェクトを右クリックして、[削除] を選択します。
この方法では、[ファイル]→[開く] を使用して、サーバ上のすべてのタイプの項目を削除することができます。
ファイルを開く
Question:
クラス定義を開くには、どのようにすればいいでしょうか?
Answer:
既存のクラス定義 (InterSystems IRIS サーバに保存されているもの) を開くには、以下を実行します。
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クラス定義を含む InterSystems IRIS ネームスペースおよびサーバに接続していることを確認します。
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[ファイル]→[開く] を選択します。
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[開く] ダイアログの [ファイルの種類] コンボ・ボックスで、[Class Definitions] (.CLS) または [All] を選択して、クラス定義が表示されているかどうかを確認してください。
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パッケージ名は、フォルダとしてファイルのリストに表示されます。パッケージ名を選択すると、パッケージ内のすべてのクラス (または、サブパッケージ) が表示されます。
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クラス名をダブルクリックして開きます。
あるいは、開きたいクラスの名前に .cls 拡張子を付けて (Sample.Person.cls など) ファイル名編集ボックスに直接入力し、[開く] を選択します。
Question:
ルーチンを開くには、どのようにすればいいでしょうか?
Answer:
既存のルーチン (InterSystems IRIS サーバに保存されているもの) を開くには、以下を実行します。
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ルーチンを含む InterSystems IRIS ネームスペースおよびサーバに接続していることを確認します。
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[ファイル]→[開く] を選択します。
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[開く] ダイアログの [ファイルの種類] コンボ・ボックスで、[MAC routines] (.MAC)、[INT routines] (.INT)、または [All] を選択して、ルーチンが表示されているかどうかを確認してください。
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ルーチン名をダブルクリックします。
あるいは、拡張子を付けたルーチン名 (MyRoutine.MAC など) をファイル名編集ボックスに直接入力し、[開く] を選択します。
Question:
CSP ファイルを開くには、どのようにすればいいでしょうか?
Answer:
クラス定義やルーチンと同じ方法で CSP ファイルを開くことができます。主な違いは、[開く] ダイアログでは CSP アプリケーションがフォルダとして表示され (/csp/samples など)、アプリケーションの名前を選択すると、その中の CSP ページが表示されることです。 InterSystems IRIS での CSP ファイルの使用はお勧めしません。
Question:
[開く] ダイアログの [システム・アイテムを含む] というチェック・ボックスは、何ですか?
Answer:
[システム・アイテムを含む] チェック・ボックスにチェックが付いている場合は、[ファイル]→[開く] ダイアログに現在のネームスペースに含まれる項目に加え、システム項目 (名前の最初に % 文字が付き、IRISLIB データベースに保存されている項目) も表示されます。
Question:
[ファイル]→[開く] ダイアログで、パターン・マッチングを使用できますか?
Answer:
はい。標準の [ファイル]→[開く] ダイアログの場合と同様に、“*” 文字を任意の文字列と一致するワイルドカードとして使用できます。ファイル拡張子を使用すると、特定の項目をフィルタにかけることができます。例えば、“*.cls” は、選択されたパッケージ内のクラス定義のみを表示します。任意の文字の照合には、“?” 文字を使用できます。これらは Windows のパターン・マッチング規則であり、InterSystems IRIS のパターン・マッチングではありません。
Question:
異なるネームスペースからルーチンを開くには、どのようにすればいいでしょうか?
Answer:
[ファイル]→[開く] ダイアログでは、現在のネームスペースとサーバにある項目のみが表示されます。異なるネームスペースやサーバからルーチンを開くには、以下の方法があります。
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[ファイル]→[ネームスペース変更] を選択します。
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必要なルーチンを開きます。
Question:
% クラスを開くことはできますか?
Answer:
はい。下部にある [システム・アイテムを含む] チェック・ボックスにチェックを付けることにより、[ファイル]→[開く] ダイアログで % クラス (パッケージ名が % 文字で始まり、IRISLIB データベース内に保存されているクラス) を一覧表示することができます。
%SYS 以外のネームスペースに接続したまま % クラスを開く場合、スタジオはそれらのクラスを読み取り専用で開きます。
Question:
[ファイル]→[接続] では、何が実行されますか?
Answer:
スタジオは、特定の InterSystems IRIS ネームスペースとサーバへの接続を保持します。この接続を使用して、クラスのリストを表示します (プロパティ・タイプやスーパークラスの指定など)。また、デバッグにもこの接続を使用します。[ファイル]→[接続] によって別のサーバに接続できます。
クラス
Question:
新規のクラスを生成するには、どのようにすればいいでしょうか?
Answer:
[ファイル]→[新規作成] を使用して、[クラス定義] を選択します。[新規クラス] ウィザードが起動します。
詳細は、このドキュメントの "クラス定義" の章を参照してください。
Question:
自分のクラスに生成されたソース・コードを見ることができますか?
Answer:
はい。[ビュー]→[他のコードの表示] を使用して、クラス・コンパイラが生成したすべてのソース・コードを見ることができます (現在のウィンドウにクラス定義が含まれる場合にのみ利用できます)。
クラスをコンパイルする前に、[生成されたソース・コードを保存] オプションが設定されていることを確認してください。このオプションは、[ツール]→[オプション]→[コンパイラ]→[フラグおよび最適化] ページにあります。
Question:
クラスをコンパイルするときに、スタジオが "このクラスは最新なのでコンパイルする必要がない" というメッセージを表示します。強制的にコンパイルを実行することはできますか?
Answer:
はい。[関連する最新ドキュメントをスキップ] オプションをオフにします。このオプションは、[ツール]→[オプション]→[コンパイラ]→[フラグおよび最適化] ページにあります。