従来の FHIR テクノロジ Contents 従来の変換のアップグレード 従来の FHIR® テクノロジの使用方法の詳細は、"インターシステムズの旧ドキュメント・コレクションOpens in a new tab" で入手可能な FHIR の旧ドキュメントを参照してください。 従来の変換のアップグレード インターシステムズ製品の SDA-FHIR 双方向変換をカスタマイズするストラテジは、従来の FHIR テクノロジでは異なっていました (2020.2 以前)。このセクションでは、従来の FHIR 実装で変換をカスタマイズするために開発されたコードを新しい FHIR アーキテクチャに変換する方法について説明します。 変換を行うためにアプリケーションによって呼び出される API が変わりました。従来の実装では、アプリケーションは HS.FHIR.DTL.Util.API.HC.Transform クラスのメソッドを呼び出し、変換を起動していました。新たな FHIR アーキテクチャでは、このクラスは廃止されたため、そのメソッドに対する直接呼び出しは機能しません。現在では、変換は、HS.FHIR.DTL.Util.API.Transform.SDA3ToFHIR および HS.FHIR.DTL.Util.API.Transform.FHIRToSDA3 クラスのメソッドによって呼び出されます。従来の FHIR テクノロジでは、コールバック・オブジェクトを使用して、変換の実行方法を制御するカスタム・ロジックを実装していました。新しいアーキテクチャでは、カスタマイズは、変換 API クラスのサブクラスを作成し、そのメソッドをオーバーライドすることにより、実現されます。これらの変換メソッドのカスタマイズの詳細は、"変換 API クラスのカスタマイズ" を参照してください。 従来のコールバック・クラスからアップグレードする場合は、コールバック・メソッドのロジックを、新規変換クラスのオーバーライド可能なメソッドに移行する必要があります。以下のテーブルは、従来の HS.FHIR.DTL.Util.API.HC.Callback.Default.SDA3ToSTU3 クラスのコールバック・メソッドと HS.FHIR.DTL.Util.API.Transform.SDA3ToFHIR の新しいオーバーライド可能なメソッド間のリレーションシップをまとめたものです。 従来のコールバック・メソッド 新しいオーバーライド可能なメソッド IsDuplicate IsDuplicate AssignResourceId GetId GetIdByIdentifier GetId GetPatientId GetId GetURLPrefix GetBaseURL 以下のテーブルは、従来の HS.FHIR.DTL.Util.API.HC.Callback.Default.STU3ToSDA3 クラスのコールバック・メソッドと HS.FHIR.DTL.Util.API.Transform.FHIRToSDA3 の新しいオーバーライド可能なメソッド間のリレーションシップをまとめたものです。 従来のコールバック・メソッド 新しいオーバーライド可能なメソッド AssignEncounterNumber GetIdentifier AssignExternalId GetIdentifier GetSendingFacility GetSendingFacility GetSendingFacilityFromReference GetSendingFacility 新しい変換クラスのメソッドの 1 つである GetDTL をオーバーライドして、従来の FHIR テクノロジ向けに記述されたカスタムの DTL クラスを選択することができます。この場合、GetDTL メソッドは古いメソッド GetDTLPackageAndClass を呼び出す必要があります。例を以下に示します。 Method GetDTL(source As HS.SDA3.DataType, DTL As %Dictionary.Classname = "") As %Dictionary.Classname { // Get the standard product DTL class name for this SDA3 data type. Set className = ##super(source, DTL) Set className = ##class(HS.FHIR.DTL.Util.API.ExecDefinition).GetDTLPackageAndClass(className) Quit className } 変換プロダクションのアップグレード FHIR 相互運用プロダクションで変換の実行に使用されるビジネス・プロセス HS.FHIR.DTL.Util.HC.SDA3.FHIR.Process および HS.FHIR.DTL.Util.HC.FHIR.SDA3.Process が更新され、新しい変換 API を使用するようになりました。従来の実装で標準のビジネス・プロセスを使用していた場合は、アップグレード後に以下のタスクを完了してから、プロダクションを開始する必要があります。 ビジネス・プロセスの FHIRMetadatSet 設定の値を指定します。 TransmissionMode 設定が Batch に設定されている場合は、この設定を変更して transaction または individual.HS.FHIRServer.Interop.Operation を指定する必要があります。