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Health Connect 2019.1 の新機能

Health Connect 2019.1 は、InterSystems IRIS を利用する Health Connect の最初のリリースです。このページでは、その機能、修正、およびアップグレードのチェックリスト項目について説明します。

Health Connect 2019.1 の新機能

Health Connect 2019.1 の主要な新機能は以下のとおりです。

FHIR STU3 のサポート

HealthShare Health Connect のこのリリースでは、FHIR STU3 のサポートが追加されます。この新機能により、Health Connect は FHIR DSTU2 と STU3 の両方をサポートできるようになり、FHIR を含む顧客ユース・ケースへの対応範囲が広がります。FHIR STU3 のサポートは、現在 FHIR DSTU2 の対象であるすべての FHIR 関連コンポーネントと機能に適用されます。これには、FHIR サーバとクライアントのコンポーネント、FHIR のメッセージとオブジェクト・モデル、SDA との間のデータ変換、FHIR ベースの IHE プロファイルなどがあります。SDA から FHIR STU3 への変換、および FHIR STU3 から SDA への変換を実行する DTL クラスをカスタマイズするための標準メカニズムが用意されています。こうした変換は、組み込みのビジネス・プロセスを使用するか、変換 API を呼び出すことによって実行できます。詳細は、"HealthShare Health Connect の FHIR のサポート" を参照してください。

Java ビジネス・ホスト

この機能により、ユーザは、ObjectScript をコーディングすることなくビジネス・サービスとビジネス・オペレーションを完全に Java で作成できます。ユーザが新しいプロトコルを追加したり、既存の Java ライブラリを使用して複雑な操作を実行したりできるようになりました。詳細は、"Developing Productions with Java Business Services and Operations" を参照してください。

Managed File Transfer (MFT)

Managed File Transfer (MFT) は、プロダクション内からサードパーティのファイル転送サービスを直接使用できる新しい統合オプションです。この機能は、Box、DropBox、および Accellion kiteworks をサポートできるビジネス・ホストを提供します。ユーザはプロダクションでこれらのビジネス・ホストを構成して、エンドユーザ・アカウントからファイルを取得するなど、さまざまなファイル転送操作を実行できます。

Health Connect のコンテナ化

HealthShare Health Connect で Docker コンテナへの導入がサポートされるようになりました。これにより、Google、Amazon、Azure などのパブリック・クラウド・プラットフォームへの導入に適した、プラットフォームに依存しない完全に移植可能なランタイム・ソリューションとして Health Connect を導入できます。詳細は、"機能紹介 : Docker コンテナ内のインターシステムズ製品" を参照してください。

2019.1.1 メンテナンス・リリースの新機能

ここでは、Health Connect 2019.1.1 メンテナンス・リリースおよび今後のメンテナンス・リリースでのみ利用可能な新機能について説明します。リリース 2019.1.0 を実行している場合、これらの機能はありません。

InterSystems API Manager

このリリースには、Web ベースの API との間のトラフィックの監視と制御を可能にする InterSystems API Manager (IAM) が含まれています。

サービス指向アプリケーション層を構築している場合、使用している API の数が急速に増えていると感じることがよくあります。環境の分散が大きいほど API トラフィックの適切な管理と監視の重要性が増します。API Manager により、一元化されたゲートウェイを介してすべてのトラフィックを簡単にルーティングしたり、API 要求を適切なターゲット・ノードに転送したりすることができます。これにより、以下が可能になります。

  • すべての API トラフィックを一元的に監視します。

  • 使用している API と API を提供するサーバのリストを計画、文書化、および更新します。

  • 問題が深刻になる前に特定します。

  • スループットを制限し、許可されるペイロード・サイズを構成し、IP アドレスとドメインをホワイトリストとブラックリストに登録し、エンドポイントをすばやくメンテナンス・モードにすることで、API トラフィックを制御します。

  • カスタマイズ可能な専用の開発者ポータルでインタラクティブな API ドキュメントを提供し、社内外の開発者の研修を行います。

  • API を一元的にセキュリティ保護します。

API Manager には相互運用性、信頼性、直感的操作性、拡張性が備わっています。すべての構成をシンプルな Web ベースのユーザ・インタフェースを使用して実行できますが、API 呼び出しを使用して API Manager を構成することもできるため、リモート導入を容易に実行できます。

API Manager は、独自のコンテナでリリースされます。API Manager は複数ノードのクラスタとして構成できますが、単一ノードでも毎秒何万もの要求の負荷を処理できます。

Note:

詳細は、"InterSystems API Manager" を参照してください。

API Manager は、Docker コンテナのディストリビューションでのみ利用できます。API Manager は、UNIX、Windows、クラウド・プラットフォーム、Docker コンテナなど、任意の InterSystems IRIS サポート対象プラットフォームOpens in a new tabにインストールされた Health Connect システムで使用できます。

相互運用プロダクションでの X12 要素検証

このリリースでは、拡張された X12 検証を提供します。以前のリリースでは、必須セグメントが正しい順序で並んでいること、および禁止されているセグメントが存在しないことしか検証できず、セグメントのコンテンツを検証するメカニズムはありませんでした。この機能強化では、以下を検証できます。

  • 必要なフィールドが存在し、すべてのフィールドがスキーマで許可されていること。

  • セグメント内のフィールド数、およびそれらがスキーマで許容されているとおりに繰り返されていること。

  • フィールドおよびコンポーネントのデータ型が正しいこと。

  • フィールド値が指定されたコード・テーブルに従っていること。

  • フィールドおよびコンポーネントが長さ制限に従っていること。

詳細は、"プロダクション内での X12 ドキュメントのルーティング" の “検証” を参照してください。

Health Connect 2019.1 の他の変更

Health Connect 2019.1 の追加の変更には、以下が含まれます。

機能強化

Health Connect 2019.1 の機能強化には、以下が含まれます。

医療用途の相互運用性の機能強化

  • HL7 スキーマ・エディタの機能強化 — HL7 スキーマ・エディタでは、ユーザフレンドリなグラフィカル・ユーザ・インタフェースを提供するようになり、ユーザはコンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップするだけで HL7 スキーマを編集することができます。詳細は、"プロダクション内での HL7 バージョン 2 メッセージのルーティング" の “新しいメッセージ・タイプと構造タイプの定義” を参照してください。

  • HL7 スキーマのソース・コントロール — 管理ポータルをサードパーティのソース・コントロール・システムと統合して、HL7 スキーマをバージョン管理下に置くことができます。詳細は、"プロダクション内での HL7 バージョン 2 メッセージのルーティング" の “HL7 スキーマと HL7 メッセージの概要” を参照してください。

  • FHIR REST ハンドラによるアクセス・トークン対象ユーザの検証 — FHIR DSTU2 および STU3 用の FHIR REST ハンドラ・クラス (HS.FHIR.vDSTU2.REST.Handler および HS.FHIR.vSTU3.REST.Handler) に、指定されたアクセス・トークンの対象ユーザを現在の CSP アプリケーション・エンドポイントに対して検証するためのサポートが含まれるようになりました。この更新は、アクセス・トークンの対象ユーザの検証を強く推奨する OAuth 2.0 仕様に従ったものです。

  • IHE コネクタソンの更新 — Health Connect のこのバージョンは、2018 年の北米およびヨーロッパの IHE コネクタソンの変更とテスト結果をすべて反映して更新されています。これには、2018 年 4 月より前に承認された IHE 変更提案に関連するすべての修正の統合が含まれます。サポートされる IHE プロファイルの完全なリストは、http://www.intersystems.com/iheOpens in a new tab を参照してください。

  • リポジトリ OID の XDS.b レジストリ検証設定[ValidateRepositoryOID] という名前の新しいビジネス・オペレーション設定が IHE XDS.b Registry Operation コンポーネント (HS.HC.IHE.XDSb.Registry.Operations) に追加されました。このチェック・ボックスは、リポジトリ OID を検証する必要があるかどうかを示します。指定しない場合、ビジネス・オペレーションは、構成レジストリの "\IHE\XDSb\Registry\ValidateRepositoryOID" エントリからこの情報を取得する以前の動作に既定で設定されます。

  • XDS.b レジストリのキュー・パフォーマンスの向上 — 大規模なデータセットに対するレジストリのキュー・パフォーマンスを向上させるため、XDS.b レジストリの既存の実装に複数の更新が行われています。

  • XDS.b レジストリの Reference ID オプション — Health Connect のこのリリースでは、XDS.b レジストリの既存の実装に Reference ID オプションが追加され、Document Registry が Document Consumer からの FindDocumentsByReferenceId クエリに応答できるようになります。

  • DSUB Notification Broker の機能強化 — DSUB Notification Broker が強化されて SubmissionSets の購読がサポートされ、"ihe:SubmissionSetMetadata" を TopicExpression として使用できるようになりました。さらに、DocumentEntry 購読で Notification Broker の既存サポートが拡張され、$XDSDocumentEntryReferenceIdList フィルタ・パラメータが含まれるようになりました。

  • XCPD の Shared/National Patient Identifier Query and Feed オプション — Health Connect のこのリリースでは、Shared/National Patient Identifier Query and Feed という新しい操作モードを追加することにより、IHE XCPD (Cross-Community Patient Discovery) の既存の実装が拡張されます。このモードでは、Cross Gateway Patient Discovery (ITI-55) クエリで、患者基本情報の代わりに国単位の患者識別子を使用できます。これは XCPD の Initiating Gateway と Responding Gateway の両方に適用可能です。構成を容易にするため、[NationalPatientIdentifier] という新しいホストレベルの設定 (チェック・ボックス) が HS.IHE.XCPD.InitiatingGateway.Process および HS.IHE.XCPD.RespondingGateway.Process に追加されました。さらに、国単位の患者識別子を処理する際に使用する割り当て機関を指定するため、"\IHE\NationalPatientIdentifierAA" という新しい構成レジストリ・キーが追加されました。

  • PIXv3 Patient Identity Feed メッセージの新しいデータ・フィールド — この機能強化は、Patient Identity Feed HL7 V3 (ITI-44) メッセージに追加の基本情報データを含めることができるようにすることにより、PIXv3 の既存の実装を拡張します。このメッセージの対応する内部メッセージは HS.Message.AddUpdateHubRequest です。この変更は、PIX Manager および Patient Identity Source の両方に適用されます。より具体的には、追加のデータ・フィールド Birth Name (Family、Given、Prefix)、Aliases、MothersName、FathersName、および SpousesName がサポートされるようになりました。

  • IHE サービス用のファイルベースの WSDL — この更新により、Health Connect でサポートされるさまざまな IHE サービス用のファイルベースの WSDL が導入されます。新しい WSDL ファイル (HS.IHE.PIXv3.Manager.Services.CLS.wsdl、HS.IHE.XCA.InitiatingGateway.Services.CLS.wsdl など) は <Install Dir>/dev/wsdls にあり、これらの WSDL から参照される適用可能な XSD スキーマはすべて /wsdls/schema にローカルに保存されるようになりました。以前は、IHE サービス用の WSDL は個々の Web サービスから生成されて提供されており、XSD への参照は intersystems.com に外部的に存在していました。最近の製品レベルでのセキュリティ更新のため、特定のセキュリティ設定を変更せずに古いメカニズムで WSDL にアクセスすることが困難になりました。

  • XUA の機能強化 — この機能強化により、Health Connect で XUA を設定する際に、顧客は詳細に制御と構成を行うことができます。より具体的には、新しいクラス HS.HC.IHE.XUA.Creator および HS.HC.IHE.XUA.Processor が導入されました。これらのクラスは、ユーザ/臨床医レジストリが必要ないという点で、その前身とは異なります。XUA の以前の実装は、HealthShare のユーザ/臨床医レジストリに密接に結び付いていたため、別のユーザ検証方法をサポートするのは困難でした。

システムの相互運用性の機能強化

Health Connect 2019.1 には、プロダクションの構成とトラブルシューティングを迅速化する以下のシステムの相互運用性に関する新機能が含まれています。

  • インタフェース・マップ — ユーザは、プロダクション内でメッセージが取り得るすべてのルートを検索および表示できます。詳細は、"プロダクションの監視" の “インタフェース・マップの表示” を参照してください。

  • インタフェース参照の検索 — ユーザはプロダクション・コンポーネントが他のプロダクション・コンポーネントによって参照されている場所を検索できます。詳細は、"プロダクションの監視" の “インタフェース参照の検索” を参照してください。

  • データ変換テストの機能強化 — データ変換のテストで [変換のテスト] ダイアログへの未加工テキストの入力を可能にすることにより、データ変換エディタでレコード・マップのユニット・テストを実行できるようになりました。また、aux、コンテキスト、およびプロセス・システム・オブジェクトがインスタンス化された状態でデータ変換が呼び出された場合と同様に、これらのオブジェクトの値を入力できるようになりました。詳細は、"DTL 変換の開発" の “変換テスト・ページの使用法” を参照してください。

  • DTL エディタの機能強化 — データ変換エディタの使いやすさが switch/case アクションの追加、アクションのグループ化機能、グループの折りたたみ/展開機能、およびデータ変換へのコメントの追加機能により向上しています。詳細は、"DTL 変換の開発" の “Switch アクションの追加”、“アクションのグループの操作”、および “Comment アクションの追加” を参照してください。

  • ルーティング・ルールのユニット・テスト — この機能強化により、ユニット・テスト機能がルール・エディタに導入されました。これにより、ユーザはビジネス・ルールを通じてメッセージを提供し、プロダクション全体を通じてメッセージを実行することなく、ルールの実行結果を表示できます。詳細は、"ビジネス・ルールの開発" の “ルーティング・ルールのテスト” を参照してください。

  • 複数のメッセージのローカル・コンピュータへのダウンロード — ユーザはメッセージ・ビューワでメッセージを複数選択し、それらをローカル・コンピュータにダウンロードできます。詳細は、"プロダクションの監視" の “メッセージのエクスポート” を参照してください。

  • イベント・ログのローカル・コンピュータへのダウンロード — ユーザは、イベント・ログをローカル・コンピュータにダウンロードできます。以前は、イベント・ログはサーバにしかダウンロードできませんでした。詳細は、"プロダクションの監視" の “イベント・ログ・ページの概要” を参照してください。

  • ルール・エディタの機能強化 — コメントをビジネス・ルールに追加する機能や、所定のデータ変換 (DTL) がビジネス・ルールで使用されている場合にルール・エディタから直接 DTL を表示および編集する機能により、ルール・エディタの使いやすさが向上しています。ルール・エディタから DTL を開く方法の詳細は、"ビジネス・ルールの開発" の “send アクションの変換とターゲットの選択” を参照してください。

  • [キュー待機警告] の変更 — [キュー待機警告] の設定では、アラートがトリガされるまでにメッセージがビジネス・ホストのキュー内に留まることができる、またはアクティブなメッセージであることができる時間を指定できるようになりました。以前は、この設定はキュー内のメッセージのみに適用され、アクティブなメッセージには適用されませんでした。詳細は、"プロダクションの構成" の “キュー待機警告” の設定を参照してください。

  • システムのデフォルト設定へのアクセスの制限 — 管理者は、ユーザがシステムのデフォルト設定を作成、編集、または削除できるようにするかどうかを制御できます。詳細は、"プロダクションの管理" の “ システムのデフォルト設定のセキュリティ” を参照してください。

  • プロダクションのローカル・コンピュータへのエクスポート — ユーザはプロダクションをローカル・コンピュータにエクスポートできます。以前は、プロダクションはサーバにしかエクスポートできませんでした。詳細は、"プロダクションの構成" の “プロダクションのエクスポート” を参照してください。

  • ローカル・コンピュータからのプロダクションの導入 — ユーザはローカル・コンピュータからプロダクションを導入できます。以前は、プロダクションはサーバからしか導入できませんでした。詳細は、"プロダクションの開発" の “ターゲット・システムでのプロダクションの配置” を参照してください。

  • [プロダクション構成] ページからのナビゲーションの強化 — 関連項目を別のウィンドウですばやく開くために、[プロダクション構成] ウィンドウのタブにリンクが追加されました。[キュー] タブで、メッセージ ID をクリックすると、メッセージのビジュアル・トレースを表示するウィンドウが開きます。[メッセージ] タブで、セッション ID をクリックすると、メッセージのビジュアル・トレースを表示するウィンドウが開きます。[ジョブ] タブで、メッセージ ID をクリックすると、メッセージのビジュアル・トレースを表示するウィンドウが開きます。また、ジョブ ID をクリックすると、ジョブのプロセス詳細を表示するウィンドウが開きます。

  • ビジネス・ホスト・ウィザードの機能強化 — ユーザの生産性を強化するために、ビジネス・ホストの作成に使用されるウィザードにオプションが追加されました。ユーザは、ビジネス・ホスト・ウィザードを使用して、フィールドが空白のときに、システム既定値を自動的に割り当てることができます。また、自動生成されたルーティング・ルールにパッケージ接頭語を定義できます。ビジネス・ホスト・ウィザードの新たなオプションの詳細は、"プロダクションの構成" の “ウィザード・オプション” を参照してください。

  • データベースのカスタムの場所のサポート — この機能強化により、ユーザは Foundation プロダクションをインストールする際に、データベースのカスタムの場所を指定できるようになります。以前は、<Install Dir>/mgr にある既定の場所とは異なるデータベースの場所を指定する場合、正式にサポートされている方法はありませんでした。管理ポータルの [インストーラ・ウィザード] に [データベースの代替場所] という新しいフィールドが追加されました。このオプションのフィールドは、新しい Foundation プロダクションの作成中にのみユーザに表示されます。さらに、代替場所をサポートするため、対応する変更がインストール・スクリプトに加えられ、"DBInstallDirectory" という新しい変数が定義されています。この機能強化では、既存のプロダクションのデータベースの場所の移動はサポートされていないことに注意してください。

クラスの削除と非推奨

以下のクラスは Health Connect 2019.1 で削除されたか、非推奨になりました。

Health Connect 15.03 のクラス Health Connect 2019.1 でのステータス
HS.Audit.ConsolidationServices 削除。代わりに HS.HC.Audit.ConsolidationServices を使用してください。
HS.FHIR.MHD.* 非推奨。代わりに HS.FHIR.vDSTU2.MHD.* または HS.FHIR.vSTU3.MHD.* を使用してください。
HS.FHIR.PDQm.* 非推奨。代わりに HS.FHIR.vDSTU2.PDQm.* または HS.FHIR.vSTU3.PDQm.* を使用してください。
HS.FHIR.PIXm.* 非推奨。代わりに HS.FHIR.vDSTU2.PIXm.* または HS.FHIR.vSTU3.PIXm.* を使用してください。
HS.FHIR.Model.* 非推奨。代わりに HS.FHIR.vDSTU2.Model.* または HS.FHIR.vSTU3.Model.* を使用してください。
HS.FHIR.Utils.DateConversion 非推奨。
HS.FHIR.Utils.SearchTableBuilder 削除。代わりに HS.FHIR.vDSTU2.SearchTableBuilder または HS.FHIR.vSTU3.SearchTableBuilder を使用してください。
HS.FHIR.REST.Handler 非推奨。HS.FHIR.vDSTU2.REST.Handler または HS.FHIR.vSTU3.REST.Handler を使用してください。
HS.FHIR.Operation.Process 削除。このクラスをカスタマイズしている場合は、カスタマイズを HS.FHIR.vDSTU2.Repository.OperationProcessor または HS.FHIR.vSTU3.Repository.OperationProcessor に移動してください。
HS.FHIR.Gateway.* 削除。
HS.FHIR.Repository.* HS.FHIR.Repository.Operations を除くすべてのクラスが削除されました。HS.FHIR.Repository.Operations は HS.FHIR.vDSTU2.Repository.Operations の拡張です。
HS.IHE.DSUB.Publisher.Process 削除。代わりに HS.HC.IHE.DSUB.Publisher.Process を使用してください。
HS.IHE.XDR.Recipient.CommonProcess 削除。代わりに HS.HC.IHE.XDR.Recipient.CommonProcess を使用してください。
HS.IHE.XDSb.Consumer.Operations 削除。代わりに HS.HC.IHE.XDSb.Consumer.Operations を使用してください。
HS.IHE.XDSb.Registry.Operations 削除。代わりに HS.HC.IHE.XDSb.Registry.Operations を使用してください。
HS.Message.ECRUpdateRequest 削除。以前に HS.Message.ECRUpdateRequest を HS.FHIR.FromSDA.DTL.Transaction.Process の入力メッセージ・タイプとして使用していた場合、代わりに HS.Message.XMLMessage または Ens.StreamContainer を使用するよう入力を変更してください。
HS.MPI.Manager 削除。代わりに HS.HC.MPI.Manager を使用してください。
HS.Test.UI.FHIR.LoggedOut 削除。
HS.Test.UI.FHIR.ServerSelect 削除。
HS.Test.UI.FHIR.ServerSelectOAuth2 削除。
HS.UI.AssigningAuthorities 削除。代わりに HS.HC.UI.AssigningAuthorities を使用してください。
HS.UI.Home 削除。代わりに HS.HC.UI.Home を使用してください。
HS.Util.Installer.Kit.FHIR.* 削除。代わりに HS.HC.Util.Installer.Kit.FHIR.* を使用してください。
HS.UI.Installer.Welcome 削除。代わりに HS.HC.UI.Installer.Welcome を使用してください。
HS.Util.Trace.Helper 削除。HS.HC.Util.Trace.Helper を使用してください。

メソッドの置換

Health Connect のこのリリースでは、旧リリースにおける以下の FHIR 関連のインストール・メソッドが削除および置換されています。

削除されたメソッド 新しい置換メソッド
HS.Util.Installer.InstallFHIRServer() HS.HC.Util.Installer.FHIR.Install()
HS.Util.Installer.InstallOAuth2() HS.HC.Util.Installer.OAuth2.ConfigureSampleOAuth()

その他の非推奨

HealthShare Core 13 で初めて導入された QRDA (Quality Reporting Document Architecture) のサポートはこのリリースで非推奨になり、この機能に関連するコードと XSLT は Health Connect の次期メジャー・リリースですべて削除される予定です。

Health Connect 2019.1 の修正

このバージョンの重要な修正には以下が含まれます。

"Health Connect Maintenance Release Changes (2019.1.4)Opens in a new tab" も参照してください。

FHIR DSTU2 および STU3 の並べ替え

Health Connect のこのリリースでは、FHIR サーバの以前の実装で見つかったリソースの並べ替えの問題が修正され、FHIR DSTU2 と STU3 の両方に対して "_sort" 検索パラメータが正しく実装されます。FHIR STU3 では、検索 URL の _sort パラメータの動作がいくつか変更されます。DSTU2 では、_sort パラメータを繰り返すことで複数の _sort 値を送信できました。STU3 では、_sort パラメータは 1 つの要求につき 1 つだけにする必要があり、値は検索パラメータのコンマ区切りリストになります。さらに DSTU2 では、各 _sort パラメータに修飾子 "asc" または "desc" を付けて並べ替え順序を指定でき、修飾子を付けなければ "asc" を指定したときと同じ処理になっていました。STU3 では、_sort パラメータに修飾子はありません。_sort リストの値の先頭に "-" を付けると降順を示し、付けないと昇順が想定されます。

不明なリソース・タイプに対する HTTP 応答

不明なリソース・タイプに対する要求への応答方法について FHIR DSTU2 および STU3 の仕様により厳格に従うよう、FHIR サーバ API の動作が修正されました。FHIR のさまざまな対話処理のために、以下の応答動作が実装されました。

  • read : HTTP ステータス「404 未検出」と OperationOutcome

  • vread : HTTP ステータス「404 未検出」と OperationOutcome

  • update : HTTP ステータス「404 未検出」のみ

  • delete : HTTP ステータス「204 コンテンツなし」

  • history : HTTP ステータス「404 未検出」のみ

  • create : HTTP ステータス「404 未検出」のみ

  • search : HTTP ステータス「404 未検出」と OperationOutcome

MHD Find Document Manifest 要求の正しい URL

MHD Document Responder の以前の実装では、Find Document Manifest 要求への応答で fullURL 要素に相対 URL の値が入力されていました。この問題は Find Document Manifest でのみ確認されており、これが修正されました。

XDS.b メッセージの新しい最大 ID 長

以前は、Health Connect では XDS.b メッセージの ID 値が内部的に 73 文字に制限されていました。このため、例えば非常に長い ID を持つ XDS.b Provide and Register 要求を受信した場合、エラーが発生する可能性があります。IHE では長さの制限は直接は仕様化されていないため、ebRIM の仕様に基づいて、この ID 長制限が 256 文字に増やされました。

AA コード解決時の識別子タイプの除外

[ExcludeIdentifierTypes] という新しいホストレベルの設定 (テキスト・ボックス) が PIX および PIXv3 の Consumer プロセスと Manager プロセス (HS.IHE.PIX.Consumer.Process、HS.IHE.PIX.Manager.Process、HS.IHE.PIXv3.Consumer.Process、および HS.IHE.PIXv3.Manager.Process) に追加されました。この新しい設定は、PIX Consumer または Manager が HS_AssignAuth.Config テーブルに対してクエリを実行して、指定された AA コードの割り当て機関 (AA) 識別子タイプを取得する場合に除外する識別子タイプを指定します。以前は、AA コードに関連付けられている AA 識別子タイプは 1 つのみであることが想定されていました。この新しい設定によって AA コードの解決時に考慮する識別子タイプを正確に制御することで、この間違った想定が解決されています。DL (Driver License) と DN (Doctor Number) は既定で除外されます。

DSUB トランザクションのタイム・ゾーン・オフセット

DSUB トランザクションの購読時刻は UTC またはオフセットであることが予期されていますが、DSUB の以前の実装では、時刻は常にローカルであると誤って想定されており、指定したタイム・ゾーン・オフセットがすべて無視されていました。これが修正されました。購読で UTC と UTC +/- の両方を適切に処理できるようになり、内部処理では常に UTC が使用されます。

BirthTime に関する C-CDA v2.1 エクスポートの修正

SDA から C-CDA v2.1 のエクスポートが、playingEntity ノード下に記述されている予期しない stdc:birthTime 要素を削除するよう修正されました。以前は、この無関係の要素のためにスキーマ検証の問題が発生していました。

C-CDA v2.1 インポートでの名前修飾子 BR の Birth への変換

以前は、C-CDA v2.1 ドキュメントを SDA にインポートする際に "BR" を "Birth" に変換するためのロジックが、ベースとなる C-CDA v2.1 インポート変換にありませんでした。"BR" は、本姓を表すために CDA で使用される名前修飾子コードで、HealthShare では内部的に "Birth" として表されます。この問題が修正されました。

Health Connect 15.03 から Health Connect 2019.1 へのアップグレード

Health Connect 2019.1 は、InterSystems IRIS を利用する Health Connect の最初のリリースです。基盤のテクノロジがこのように変更されているため、旧バージョンの Health Connect からアップグレードする場合は特別なアップグレード手順が必要です。Health Connect 2019.1 へのアップグレードを検討している場合は、InterSystems WRC DocumentsOpens in a new tab で入手できる "InterSystems IRIS インプレース変換ガイド" を参照してください。

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