実行フローの制御

実行フローを制御するには、以下を行う方法が必要です。

• 特定のコード・セクションを条件付きで実行するか、またはバイパスする

• 特定のコード・セクションを繰り返し実行させる

• 実行時エラーをトラップし、エラー処理コードを実行する

前述した If 文は、条件を評価する基本的な方法です。ここでは、If 文に代わる、コードを繰り返し実行するいくつかの方法と、実行時エラーを処理するいくつかの方法を学習します。

If 文を使用して、複数のコマンドを含むコード・ブロックを実行するか、あるいは経由します。また、1 つのコマンドに条件を付ける場合は、後置条件コマンドを使用することもできます。これまで学習してきたすべてのコマンド (If 文は除く) は、コロンや条件が後ろに続き、単純であったり、あるいは必要に応じて複雑であったりします。コマンドは、条件が True の場合にのみ実行します。

後置条件内にスペースを挿入するには、条件を括弧で囲みます。

以下の If 文があるとします。

    if (name = "") {quit}
    if (x = 1) { set y = 2 }  

これを以下の後置条件で置換できます。

    quit:(name = "")
    set:(x = 1) y = 2                         

以下の If では、If の後に 2 つのコマンドがあります。

    if (name = "") {write "...Exiting" quit}

コマンドが複数ある場合は、以下の後置条件バージョンではなく、常に If を使用して、同じ条件が複数回評価されないようにします。

    write:(name = "") "...Exiting" quit:(name = "")