Native SDK for .NET の概要

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InterSystems Native SDK for .NET は、以前は ObjectScript でのみ使用可能であった、以下の強力な InterSystems IRIS® リソースへの軽量インタフェースです。

• ObjectScript クラス・メソッドおよび関数の呼び出し。任意の目的でカスタム ObjectScript クラス・メソッドまたは関数を記述し、ネイティブの .NET メソッドを呼び出すのと同じように、簡単に .NET アプリケーションから呼び出すことができます。

• ゲートウェイ・プロキシ・オブジェクトを介した ObjectScript クラス・インスタンスの操作。ObjectScript アプリケーションで行うのと同じように、簡単にインスタンス・メソッドを呼び出して、プロパティ値を取得または設定できます。

• グローバル (InterSystems 多次元ストレージ・モデルの実装に使用されるツリーベースのスパース配列) への直接アクセス。これらのネイティブ・データ構造は、非常に高速で柔軟性に優れた格納と取得を実現します。InterSystems IRIS では、グローバルを使用してデータをオブジェクトまたはリレーショナル・テーブルとして使用できるようにしますが、Native SDK を使用して独自のデータ構造を実装することもできます。

以下の各章では、Native SDK for .NET の主な機能について説明します。

• .NET Native SDK の概要 — Native SDK の機能の概要を示し、コードの簡単な例を示します。

• .NET からの ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し — .NET アプリケーションから ObjectScript クラス・メソッドおよび関数を呼び出す方法について説明します。

• .NET 逆プロキシ・オブジェクトの使用法 — .NET 逆プロキシ・オブジェクトを使用して ObjectScript オブジェクトを制御する方法を示します。

• グローバル配列の操作 — 多次元グローバル配列のノードを作成、変更、または削除する方法について説明すると共に、反復処理およびデータ操作のメソッドを示します。

• トランザクションとロック — .NET Native SDK トランザクションおよび並行処理の制御モデルを操作する方法について説明します。

• .NET Native SDK のクイック・リファレンス — このドキュメントに記載されている各 Native SDK メソッドについて簡単に説明します。

Native SDK for .NET が含まれるスイートには、オブジェクトおよびリレーショナル・データベース・アクセスのための軽量 .NET SDK も含まれます。詳細は、以下のドキュメントを参照してください。

• InterSystems ソフトウェアでの .NET の使用法 — リレーショナル・データ・アクセスに ADO.NET Managed Provider、オブジェクト・アクセスに Entity Framework のインターシステムズの実装を使用する方法について説明します。

• XEP による .NET オブジェクトの永続化 — InterSystems XEP SDK を使用して .NET オブジェクトを格納および取得する方法について説明します。

Native SDK のバージョンは Java、Python、および Node.js でも使用できます。

• Native SDK for Java の使用法

• Native SDK for Python の使用法

• Native SDK for Node.js の使用法

グローバルを自由自在に使いこなしたい開発者には、以下のドキュメントを強くお勧めします。

• グローバルの使用法 — ObjectScript でグローバルを使用する方法、およびサーバに多次元ストレージを実装する方法の詳細を示します。