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Native SDK for .NET のクイック・リファレンス

これは、InterSystems.Data.IRISClient.ADO 内の以下の拡張クラスで構成される InterSystems IRIS Native SDK for .NET のクイック・リファレンスです。

  • クラス IRIS は、Native SDK の主要な機能を提供します。

  • クラス IRISIterator は、グローバル配列を操作するためのメソッドを提供します。

  • クラス IRISList は、インターシステムズの $LIST シリアライゼーションをサポートします。

  • クラス IRISObject は、ゲートウェイ逆プロキシ・オブジェクトを操作するためのメソッドを提供します。

これらのクラスはすべて、InterSystems ADO.NET Managed Provider (InterSystems.Data.IRISClient.ADO) の一部です。これらのクラスは標準の .NET 接続を介してデータベースにアクセスし、特別な設定やインストール手順なしに使用できます。

Note:

このリファレンスは、このドキュメントの読者の利便性を目的としたものであり、Native SDK の最終的なリファレンスではありません。最も包括的な最新情報については、オンライン・クラス・ドキュメントを参照してください。

以下のセクションにリストされているすべてのメソッドは、いずれかの種類のエラーが発生すると例外をスローします。添え字引数 Object[] args は常に params object[] として定義されます。

クラス IRIS

クラス IRISInterSystems.Data.IRISClient.ADO (InterSystems ADO.NET Managed Provider) のメンバです。

IRIS にはパブリック・コンストラクタはありません。IRIS のインスタンスは、静的メソッド IRIS.CreateIRIS() を呼び出すことによって作成されます。

IRIS メソッドの詳細

ClassMethodBool()

ADO.IRIS.ClassMethodBool() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、bool? のインスタンスを返します。

bool ClassMethodBool(string className, string methodName, params object[] args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

ClassMethodBytes()

ADO.IRIS.ClassMethodBytes() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、byte[] のインスタンスを返します。

byte[] ClassMethodBytes(string className, string methodName, params object[] args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

ClassMethodDouble()

ADO.IRIS.ClassMethodDouble() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、double? のインスタンスを返します。

double ClassMethodDouble(string className, string methodName, params object[] args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

ClassMethodIRISList()

ADO.IRIS.ClassMethodIRISList() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、IRISList のインスタンスを返します。

IRISList ClassMethodIRISList(string className, string methodName, params object[] args)

このメソッドは newList=(IRISList) ClassMethodBytes(className, methodName, args) と同等です。

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

ClassMethodLong()

ADO.IRIS.ClassMethodLong() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、long? のインスタンスを返します。

long ClassMethodLong(string className, string methodName, params object[] args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

ClassMethodObject()

ADO.IRIS.ClassMethodObject() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、object のインスタンスを返します。返されるオブジェクトが有効な OREF である場合 (例えば、%New() が呼び出された場合)、ClassMethodObject() は参照オブジェクトの逆プロキシ・オブジェクト (IRISObject のインスタンス) を生成して返します。詳細と例は、“.NET 逆プロキシ・オブジェクトの使用法” を参照してください。

object ClassMethodObject(string className, string methodName, params object[] args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

ClassMethodStatusCode()

ADO.IRIS.ClassMethodStatusCode() は、ObjectScript $Status オブジェクトを返すクラス・メソッドが、指定された引数で呼び出された場合にエラーをスローするかどうかをテストします。呼び出しが失敗した場合、ObjectScript $Status エラー・ステータス番号とメッセージを含む IRISException エラーがスローされます。

void ClassMethodStatusCode(string className, string methodName, params object[] args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

これは、ClassMethod[type] 呼び出しを使用している場合に例外を捕捉する間接的な方法です。呼び出しがエラーなしで実行された場合、このメソッドは何もせずに戻ります。つまり、指定した引数で安全に呼び出しを行うことができます。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

ClassMethodString()

ADO.IRIS.ClassMethodString() は ObjectScript クラス・メソッドを呼び出して、0 個以上の引数を渡し、string のインスタンスを返します。

string ClassMethodString(string className, string methodName, params object[] args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

ClassMethodVoid()

ADO.IRIS.ClassMethodVoid() は、返り値のない ObjectScript クラス・メソッドを呼び出し、0 個以上の引数を渡します。

void ClassMethodVoid(string className, string methodName, params object[] args)

パラメータ :

  • className — 呼び出されるメソッドが属するクラスの完全修飾名。

  • methodName — クラス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

Close()

ADO.IRIS.Close()IRIS オブジェクトを閉じます。

void Close()
CreateIRIS() [static]

ADO.IRIS.CreateIRIS() は、指定された IRISConnection を使用する ADO.IRIS のインスタンスを返します。

static IRIS CreateIRIS(IRISADOConnection conn)

パラメータ :

  • connIRISConnection のインスタンス。

詳細と例は、“グローバル配列の概要” を参照してください。

FunctionBool()

ADO.IRIS.FunctionBool() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、bool? のインスタンスを返します。

bool FunctionBool(string functionName, string routineName, params object[] args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

FunctionBytes()

ADO.IRIS.FunctionBytes() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、byte[] のインスタンスを返します。

byte[] FunctionBytes(string functionName, string routineName, params object[] args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

FunctionDouble()

ADO.IRIS.FunctionDouble() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、double? のインスタンスを返します。

double FunctionDouble(string functionName, string routineName, params object[] args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

FunctionInt()

ADO.IRIS.FunctionInt() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、long? のインスタンスを返します。

long FunctionInt(string functionName, string routineName, params object[] args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

FunctionIRISList()

ADO.IRIS.FunctionIRISList() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、IRISList のインスタンスを返します。

IRISList FunctionIRISList(string functionName, string routineName, params object[] args)

この関数は newList=(IRISList) FunctionBytes(functionName, routineName, args) と同等です。

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

FunctionLong()

ADO.IRIS.FunctionLong() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、Long のインスタンスを返します。

long FunctionLong(string functionName, string routineName, params object[] args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

FunctionObject()

ADO.IRIS.FunctionObject() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、object のインスタンスを返します。返されるオブジェクトが有効な OREF である場合、FunctionObject() は参照オブジェクトの逆プロキシ・オブジェクト (IRISObject のインスタンス) を生成して返します。詳細と例は、“.NET 逆プロキシ・オブジェクトの使用法” を参照してください。

object FunctionObject(string functionName, string routineName, params object[] args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

FunctionString()

ADO.IRIS.FunctionString() は ObjectScript 関数を呼び出して、0 個以上の引数を渡し、string のインスタンスを返します。

string FunctionString(string functionName, string routineName, params object[] args)

パラメータ :

  • functionName — 呼び出す関数の名前。

  • routineName — 関数を含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

GetAPIVersion() [static]

ADO.IRIS.GetAPIVersion() は、Native SDK バージョン文字列を返します。

static String GetAPIVersion()
GetBool()

ADO.IRIS.GetBool() は、グローバルの値を bool? として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。ノード値が空の文字列である場合は false を返します。

bool GetBool(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetBytes()

ADO.IRIS.GetBytes() は、グローバルの値を byte[] として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

byte[] GetBytes(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetDateTime()

ADO.IRIS.GetDateTime() は、グローバルの値を DateTime? として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

DateTime GetDateTime(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetDouble()

ADO.IRIS.GetDouble() は、グローバルの値を double? として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。ノード値が空の文字列である場合は 0.0 を返します。

Double GetDouble(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetInt16()

ADO.IRIS.GetInt16() は、グローバルの値を Int16? として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。ノード値が空の文字列である場合は 0 を返します。

Int16 GetInt16(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetInt32()

ADO.IRIS.GetInt32() は、グローバルの値を Int32? として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。 ノード値が空の文字列である場合は 0 を返します。

Int32 GetInt32(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetInt64()

ADO.IRIS.GetInt64() は、グローバルの値を Int64? として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。ノード値が空の文字列である場合は 0 を返します。

Int64 GetInt64(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetIRISIterator()

ADO.IRIS.GetIRISIterator() は、検索方向が FORWARD に設定された、指定されたノードの IRISIterator オブジェクトを返します (“クラス IRISIterator” を参照)。詳細および例は、“一連の子ノードにわたる反復” を参照してください。

IRISIterator GetIRISIterator(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetIRISList()

ADO.IRIS.GetIRISList() は、グローバルの値を IRISList として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

IRISList GetIRISList(String globalName, params object[] subscripts)

これは newList=(IRISList) GetBytes(globalName, subscripts) を呼び出すことと同等です。

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetIRISReverseIterator()

ADO.IRIS.GetIRISReverseIterator() は、検索方向が BACKWARD に設定された、指定されたノードの IRISIterator オブジェクトを返します (“クラス IRISIterator” を参照)。詳細および例は、“一連の子ノードにわたる反復” を参照してください。

IRISIterator GetIRISReverseIterator(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetObject()

ADO.IRIS.GetObject() は、グローバルの値を Object として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。詳細と例は、“.NET 逆プロキシ・オブジェクトの使用法” を参照してください。

object GetObject(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetServerVersion()

ADO.IRIS.GetServerVersion() は、現在の接続のサーバ・バージョン文字列を返します。これは、ObjectScript で $system.Version.GetVersion() を呼び出すことと同じです。

String GetServerVersion()
GetSingle()

ADO.IRIS.GetSingle() は、グローバルの値を Single? (Nullable<float>) として取得します。または、ノードが存在しない場合は null を返します。ノード値が空の文字列である場合は 0.0 を返します。

Single GetSingle(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetString()

ADO.IRIS.GetString() は、グローバルの値を string として取得します (ノードが存在しない場合は null を返します)。

空の文字列および null 値では変換が必要となります。.NET の空の文字列 "" は、ObjectScript では null 文字 $CHAR(0) に変換されます。.NET の null は、ObjectScript では空の文字列に変換されます。この変換は、.NET によるこれらの値の処理方法と一致しています。

string GetString(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetTLevel()

ADO.IRIS.GetTLevel() は、入れ子になった現在の Native SDK トランザクションのレベルを取得します。開いているトランザクションが 1 つのみである場合は 1 を返します。開いているトランザクションがない場合は 0 を返します。これは、$TLEVEL 特殊変数の値のフェッチと同じです。

int GetTLevel()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、ADO.NET/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

Increment()

ADO.IRIS.Increment() は、渡された値を使用して、指定されたグローバルをインクリメントします。指定されたアドレスにノードがない場合は、value を値として新しいノードが作成されます。null 値は 0 として解釈されます。グローバル・ノードの新しい値を返します。詳細と例は、“ノードの作成、アクセス、および削除” を参照してください。

long Increment(long? value, string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • value — このノードを設定する long 値 (null 値の場合、グローバルは 0 に設定されます)。

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

IsDefined()

ADO.IRIS.IsDefined() は、指定したノードが存在するかどうか、および値が含まれるかどうかを示す値を返します。詳細と例は、“子ノードおよびノード値のテスト” を参照してください。

int IsDefined(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

返り値 :

  • 0 — 指定したノードは存在しません。

  • 1 — ノードは存在し、値があります。

  • 10 — ノードに値はありませんが、サブノードがあります。

  • 11 — ノードには値とサブノードの両方があります。

Kill()

ADO.IRIS.Kill() は、下位ノードを含め、グローバル・ノードを削除します。詳細と例は、“ノードの作成、アクセス、および削除” を参照してください。

void Kill(string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

Lock()

ADO.IRIS.Lock() は、Native SDK トランザクションのグローバルをロックし、成功すると true を返します。このメソッドは増分ロックを実行し、ObjectScript でも提供されるロック前の暗黙的なアンロック機能は実行しません。

bool Lock(string lockMode, int timeout, string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • lockMode — 共有ロックの場合は文字 S、エスカレート・ロックの場合は E、両方の場合は SE。既定値は空の文字列 (排他の非エスカレート) です。

  • timeout — ロックの取得を試行するときに待機する秒数。

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、ADO.NET/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

Procedure()

ADO.IRIS.Procedure() はプロシージャを呼び出し、0 個以上の引数を渡します。値は返しません。

void Procedure(string procedureName, string routineName, params object[] args)

パラメータ :

  • procedureName — 呼び出すプロシージャの名前。

  • routineName — プロシージャを含むルーチンの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

詳細と例は、“ObjectScript メソッドおよび関数の呼び出し” を参照してください。

ReleaseAllLocks()

ADO.IRIS.ReleaseAllLocks() は、セッションに関連付けられたすべてのロックを解放する Native SDK トランザクション・メソッドです。

void ReleaseAllLocks()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、ADO.NET/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

Set()

ADO.IRIS.Set() は、現在のノードをサポートされているデータ型の値に設定します (値が null の場合は "")。指定されたノード・アドレスにノードがない場合は、指定した値で新しいノードが作成されます。詳細は、“ノードの作成、アクセス、および削除” を参照してください。

void Set(bool? value, string globalName, params object[] subscripts)
void Set(byte[] value, string globalName, params object[] subscripts)
void Set(DateTime? value, string globalName, params object[] subscripts)
void Set(Double? value, string globalName, params object[] subscripts)
void Set(Int16? value, string globalName, params object[] subscripts)
void Set(Int32? value, string globalName, params object[] subscripts)
void Set(Int64? value, string globalName, params object[] subscripts)
void Set(IRISList value, String globalName, params object[] subscripts)
void Set(object value, string globalName, params object[] subscripts)
void Set(Single? value, string globalName, params object[] subscripts)
void Set(string value, string globalName, params object[] subscripts)
void Set(System.IO.MemoryStream value, string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • value — サポートされているデータ型の値 (null 値の場合、グローバルは "" に設定されます)。

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

特定のデータ型に関するメモ

以下のデータ型には追加機能があります。

  • string — 空の文字列および null 値では変換が必要となります。.NET の空の文字列 "" は、ObjectScript では null 文字 $CHAR(0) に変換されます。.NET の null は、ObjectScript では空の文字列に変換されます。この変換は、.NET によるこれらの値の処理方法と一致しています。

  • System.IO.MemoryStreamMemoryStream を実装するオブジェクトのインスタンスが、グローバル値として設定されるときに byte[] として格納されます。.NET の null は、ObjectScript では空の文字列に変換されます。getBytes() を使用して値を取得し、その後返される byte [] 値で MemoryStream を初期化してください。

TCommit()

ADO.IRIS.TCommit() は現在の Native SDK トランザクションをコミットします。

void TCommit()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、ADO.NET/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

TRollback()

ADO.IRIS.TRollback() は、セッション内の開いている Native SDK トランザクションすべてをロールバックします。

void TRollback()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、ADO.NET/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

TRollbackOne()

ADO.IRIS.TRollbackOne() は、現在のレベルの Native SDK トランザクションのみをロールバックします。入れ子になったトランザクションである場合、それより上のレベルのトランザクションはロールバックされません。

void TRollbackOne()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、ADO.NET/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

TStart()

ADO.IRIS.TStart() は Native SDK トランザクションを開始します (または開きます)。

void TStart()

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、ADO.NET/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

Unlock()

ADO.IRIS.Unlock() は Native SDK トランザクション内のグローバルをアンロックします。このメソッドは増分アンロックを実行し、ObjectScript でも提供されるロック前の暗黙的なアンロック機能は実行しません。

void Unlock(string lockMode, string globalName, params object[] subscripts)

パラメータ :

  • lockMode — 共有ロックの場合は文字 S、エスカレート・ロックの場合は E、両方の場合は SE。既定値は空の文字列 (排他の非エスカレート) です。

  • globalName — グローバル名。

  • subscripts — ターゲット・ノードを指定する 0 個以上の添え字。

このメソッドは Native SDK トランザクション・モデルを使用し、ADO.NET/SQL トランザクション・メソッドとは互換性がありません。この 2 つのトランザクション・モデルを混在させないでください。詳細と例は、“トランザクションとロック” を参照してください。

クラス IRISIterator

クラス IRISIteratorInterSystems.Data.IRISClient.ADO (InterSystems ADO.NET Managed Provider) のメンバです。

IRISIterator のインスタンスは、以下のいずれかの IRIS メソッドを呼び出すことで作成されます。

  • ADO.IRIS.GetIRISIterator() — 順方向の反復処理に設定された IRISIterator インスタンスを返します。

  • ADO.IRIS.GetIRISReverseIterator() — 逆方向の反復処理に設定された IRISIterator インスタンスを返します。

詳細および例は、“一連の子ノードにわたる反復” を参照してください。

このクラスは必須の IEnumerator メソッド System.Collections.IEnumerator.GetEnumerator()Opens in a new tab を実装します。これは、foreach ループで反復子が使用される場合に呼び出されます。

以下のセクションにリストされているすべてのメソッドは、いずれかの種類のエラーが発生すると例外をスローします。

IRISIterator メソッドとプロパティの詳細

プロパティ Current

ADO.IRISIterator.Current は、現在の反復子位置にあるノードの値を取得します。foreach ループでは、この値は現在のループ変数にも割り当てられます。詳細と例は、“条件付きループでの反復処理” を参照してください。

object Current [get]
プロパティ CurrentSubscript

ADO.IRISIterator.CurrentSubscript は、現在の反復子位置にあるノードの最下位の添え字を取得します。例えば、反復子がノード ^myGlobal(23,"somenode") を指す場合、返り値は "somenode" になります。詳細と例は、“条件付きループでの反復処理” を参照してください。

object CurrentSubscript [get]
MoveNext()

ADO.IRISIterator.MoveNext() は、System.Collections.IEnumerator を実装します。次の値が取得された場合は true を返し、これ以上値がない場合は false を返します。詳細と例は、“条件付きループでの反復処理” を参照してください。

bool MoveNext()
Reset()

ADO.IRISIterator.Reset()foreach ループが完了した後に呼び出して、反復子を開始位置にリセットし、再び使用できるようにすることができます。詳細と例は、“条件付きループでの反復処理” を参照してください。

void Reset()
StartFrom()

ADO.IRISIterator.StartFrom() は、反復子の開始位置を指定の添え字に設定します。添え字は任意の開始ポイントであり、既存のノードを指定する必要はありません。詳細および例は、“一連の子ノードにわたる反復” を参照してください。

void  StartFrom(Object subscript)

クラス IRISList

クラス IRISListInterSystems.Data.IRISClient.ADO (InterSystems ADO.NET Managed Provider) のメンバです。このクラスは、インターシステムズの $LIST シリアライゼーションのための .NET インタフェースを実装します。IRISList コンストラクタ (以下のセクションで説明) に加えて、ADO.IRIS のメソッド classMethodIRISList()functionIRISList()getIRISList() によっても返されます。

IRISList コンストラクタ

ADO.IRISList.IRISList() コンストラクタのシグニチャを以下に示します。

public IRISList()
public IRISList(IRISList list)
public IRISList(byte[] buffer, int length)

パラメータ :

  • list — コピーする IRISList のインスタンス

  • buffer — 割り当てるバッファ

  • length — 割り当てる初期バッファ・サイズ

IRISList インスタンスは以下の方法で作成できます。

空の IRISList を作成する
IRISList list = new IRISList();
別の IRISList のコピーを作成する

引数 list によって指定された IRISList インスタンスのコピーを作成します。

IRISList listcopy = new IRISList(myOtherList)
バイト配列から IRISList インスタンスを作成する

IRIS.GetBytes() から返されたものなど、$LIST 形式のバイト配列からインスタンスを作成します。コンストラクタは、サイズ lengthbuffer を取ります。

byte[] listBuffer = myIris.GetBytes("myGlobal",1);
IRISList listFromByte = new IRISList(listBuffer, listBuffer.length);

返されるリストは、リストへの変更がバッファに表示されてサイズ変更が必要になるまで、このバッファ (コピーではなく) を使用します。

IRISList メソッドの詳細

Add()

ADO.IRISList.Add() は、任意のサポートされる型の ObjectIRISList の末尾に追加します。valueIRISList である場合、単一の要素として追加されます (IRISList インスタンスは連結されません)。

void Add(Object value)

パラメータ :

  • valueObject の値です。Int16Int32Int64boolSingleDoublestringbyte[]IRISList の型がサポートされます。

IRISList 要素の追加

Add() は、IRISList インスタンスを常に単一のオブジェクトとして追加します。ただし、IRISList.ToArray() を使用して、IRISList を配列に変換し、その後各要素上で別個に Add() を呼び出すことができます。

AddRange()

ADO.IRISList.AddRange() は、コレクションの各要素を、コレクションの反復子から返されたとおりにリストの末尾に追加します。要素がサポートされている型の 1 つではない場合、例外がスローされます。

void AddRange(System.Collections.IList list)

パラメータ :

  • listInt16Int32Int64boolSingleDoublestringbyte[]IRISList の型の要素のみを含むコレクションです。

関連情報については、“クラス IRIS のサポートされているデータ型” を参照してください。

Clear()

ADO.IRISList.Clear() は、リストからすべての要素を削除することでリストをリセットします。

void Clear()
Count()

ADO.IRISList.Count() はリストを反復処理して、見つかった要素の数を返します。

int Count()
DateToHorolog() [static]

ADO.IRISList.DateToHorolog() は、DateTime 値の date プロパティを、$Horolog 文字列の day フィールドを表す int に変換します。"HorologToDate()" も参照してください。

static int DateToHorolog(DateTime value)

パラメータ :

  • value — 変換する DateTime の値。

DateToPosix() [static]

ADO.IRISList.DateToPosix() は、Time オブジェクトを $Horolog 文字列の time フィールドに変換します。

static long DateToPosix(DateTime Value)

パラメータ :

  • Value — 変換する DateTime の値。

Equals()

ADO.IRISList.Equals() は、指定された listIRISList のこのインスタンスと比較し、それらが同一である場合に true を返します。同じであるためには、両方のリストに、同じ数の要素が同じ順序で、シリアライズされた同一の値で含まれている必要があります。

override bool Equals(Object list)

パラメータ :

  • list — 比較する IRISList のインスタンス。

Get()

ADO.IRISList.Get() は、index にある要素を Object として返します。インデックスが 1 未満であるか、リストの末尾を越えている場合、IndexOutOfRangeException をスローします。

Object Get(int index)

パラメータ :

  • index — 取得するリスト要素を指定する整数。

GetList()

ADO.IRISList.GetList() は、index にある要素を IRISList として取得します。インデックスが 1 未満であるか、リストの末尾を越えている場合、IndexOutOfRangeException をスローします。

IRISList GetList(int index)

パラメータ :

  • index — 返すリスト要素を指定する整数。

インデックスが 1 未満であるか、リストの末尾を越えている場合、IndexOutOfRangeException をスローします。

HorologToDate() [static]

ADO.IRISList.HorologToDate() は、$Horolog 文字列の day フィールドを DateTime 値に変換します。"DateToHorolog()" も参照してください。

static DateTime HorologToDate(int HorologValue)

パラメータ :

  • HorologValue$Horolog 文字列の day フィールドを表す int

HorologToTime() [static]

ADO.IRISList.HorologToTime() は、$Horolog 文字列の time フィールドを TimeSpan 値に変換します。"TimeToHorolog()" も参照してください。

static TimeSpan HorologToTime(int HorologValue)

パラメータ :

  • HorologValue$Horolog 文字列の time フィールドを表す intdate フィールドはゼロに設定される (エポックに設定される) ため、0L から 86399999L の範囲外のミリ秒値を持つ TimeSpan は、ラウンドトリップしません。

PosixToDate() [static]

ADO.IRISList.PosixToDate() は、%Library.PosixTimeOpens in a new tab の値を DateTime に変換します。"DateToPosix()" も参照してください。

static DateTime PosixToDate(long PosixValue)

パラメータ :

Remove()

ADO.IRISList.Remove() は、index にある要素をリストから削除します。要素が存在していて削除された場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。このメソッドは、通常、リストを再割り当てする必要があるため、高いコストがかかる可能性があります。

bool Remove(int index)

パラメータ :

  • index — 削除するリスト要素を指定する整数。

Set()

ADO.IRISList.Set() は、index にあるリスト要素を value で置き換えます。value が配列である場合、各配列要素が index からリストに挿入されます。index の後にある既存のリスト要素は、新しい値の場所を確保するために移動されます。index がリストの末尾より後にある場合、valueindex に格納され、リストはその位置まで NULL で埋められます。

void Set(int index, Object value)
void Set(int index, object[] value)

index が 1 未満の場合は、IndexOutOfRangeException をスローします。すべての要素は、Int16Int32Int64boolSingleDoublestringbyte[]IRISList の型である必要があります。

パラメータ :

  • index — 設定または置換するリスト要素を指定する整数。

  • valueindex に挿入する Object 値または object[] 配列。

Size()

ADO.IRISList.Size() は、この IRISList のシリアライズされた値のバイト長を返します。

int Size()
SubList()

ADO.IRISList.SubList() は、閉範囲 [from, to] 内の要素を含む新しい IRISList を返します。fromCount() より大きいか、tofrom.より小さい場合、IndexOutOfRangeException をスローします。

IRISList SubList(int from, int to)

パラメータ :

  • from — 新しいリストに追加する最初の要素のインデックス。

  • to — 新しいリストに追加する最後の要素のインデックス。

TimeToHorolog() [static]

ADO.IRISList.TimeToHorolog() は、DateTime の値を $Horolog の値の time フィールドに変換します。"HorologToTime()" も参照してください。

static int TimeToHorolog(DateTime value)

パラメータ :

  • value — 変換する DateTime の値。

ToArray()

ADO.IRISList.ToArray() は、このリスト内のすべての要素を含む特定の型の配列を返します。リストが空の場合、長さがゼロの配列が返されます。

重要 : このメソッドは、すべての要素を強制的に同じ型にできる場合にのみ使用してください。

Object[] ToArray()
ToList()

ADO.IRISList.ToList() は、この IRISList 内のすべての要素を含む特定の型の List を返します。リストが空の場合、長さがゼロの List が返されます。

List<Object> ToList()
ToString()

ADO.IRISList.ToString() は、リストの表示可能な表現を返します。

override string ToString()

一部の要素タイプの表現方法は、ObjectScript における表現方法と異なります。

  • 空のリスト (ObjectScript の "") は、"$lb()" と表示されます。

  • 空の要素 ($lb()=$c(1)) は "null" と表示されます。

  • 文字列は引用符で囲まれません。

  • 有効桁数 16 桁の倍精度形式

クラス IRISObject

クラス IRISObjectInterSystems.Data.IRISClient.ADO (InterSystems ADO.NET Managed Provider) のメンバです。ゲートウェイ逆プロキシ・オブジェクトを操作するためのメソッドを提供します (詳細は、“.NET 逆プロキシ・オブジェクトの使用法” を参照)。

IRISObject にはパブリック・コンストラクタはありません。IRISObject のインスタンスは、以下のいずれかの IRIS メソッドを呼び出すことで作成できます。

呼び出されたメソッドまたは関数が、有効な OREF であるオブジェクトを返した場合、参照オブジェクトの逆プロキシ・オブジェクト (IRISObject のインスタンス) が生成されて返されます。例えば、ClassMethodObject() は、%New() によって作成されたオブジェクトのプロキシ・オブジェクトを返します。

詳細と例は、“.NET 逆プロキシ・オブジェクトの使用法” を参照してください。

IRISObject メソッドの詳細

Dispose()

ADO.IRISObject.Dispose() は、IRISObject のこのインスタンスを解放します。

void Dispose()
Get()

ADO.IRISObject.Get() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を object のインスタンスとして返します。

object Get(string propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

GetBool()

ADO.IRISObject.GetBool() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を bool のインスタンスとして返します。

bool GetBool(string propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetBytes()

ADO.IRISObject.GetBytes() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を byte[] のインスタンスとして返します。

byte[] GetBytes(string propertyName) 

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetDouble()

ADO.IRISObject.GetDouble() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を double のインスタンスとして返します。

double GetDouble(string propertyName) 

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetIRISList()

ADO.IRISObject.GetIRISList() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を IRISList のインスタンスとして返します。

IRISList  getIRISList(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetLong()

ADO.IRISObject.GetLong() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を long のインスタンスとして返します。

Long  getLong(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetObject()

ADO.IRISObject.GetObject() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を object のインスタンスとして返します。

Object  getObject(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

GetString()

ADO.IRISObject.GetString() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティ値を string のインスタンスとして返します。

String  getString(String propertyName)

パラメータ :

  • propertyName — 返されるプロパティの名前。

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

Invoke()

ADO.IRISObject.Invoke() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を object として返します。

object Invoke(string methodName, params object[] args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

引数は、int?short?stringlong?double?float?byte[]bool?DateTime?IRISList?、または IRISObjectのいずれかの型にできます。接続が双方向の場合、任意の .NET オブジェクトを引数として使用できます。

有効な引数の型と関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

InvokeBoolean()

ADO.IRISObject.InvokeBool() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を bool として返します。

Boolean  invokeBoolean(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

有効な引数の型と関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

InvokeBytes()

ADO.IRISObject.InvokeBytes() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を byte[] として返します。

byte[]  invokeBytes(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

有効な引数の型と関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

InvokeDouble()

ADO.IRISObject.InvokeDouble() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を double として返します。

Double  invokeDouble(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

有効な引数の型と関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

InvokeIRISList()

ADO.IRISObject.InvokeIRISList() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を IRISList として返します。

IRISList  invokeIRISList(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

有効な引数の型と関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

InvokeLong()

ADO.IRISObject.InvokeLong() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を long として返します。

Long  invokeLong(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

有効な引数の型と関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

InvokeObject()

ADO.IRISObject.InvokeObject() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を object として返します。

Object  invokeObject(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

有効な引数の型と関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

InvokeStatusCode()

ADO.IRISObject.InvokeStatusCode() は、ObjectScript $Status オブジェクトを返す呼び出しメソッドが、指定された引数で呼び出された場合にエラーをスローするかどうかをテストします。呼び出しが失敗した場合、ObjectScript $Status エラー番号とメッセージを含む RuntimeException エラーがスローされます。詳細および例については、“%Status エラー・コードの取得” を参照してください。

void  invokeStatusCode(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

有効な引数の型と関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

InvokeString()

ADO.IRISObject.InvokeString() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出して、値を string として返します。

String  invokeString(String methodName, Object... args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

有効な引数の型と関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

InvokeVoid()

ADO.IRISObject.InvokeVoid() は、オブジェクトのインスタンス・メソッドを呼び出しますが、値は返しません。

void InvokeVoid(string methodName, params object[] args)

パラメータ :

  • methodName — 呼び出されるインスタンス・メソッドの名前。

  • args — サポートされる型の 0 個以上の引数。

有効な引数の型と関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

iris [attribute]

jdbc.IRISObject.iris は、このオブジェクトに関連付けられた IRIS インスタンスへのアクセスを提供するパブリック・フィールドです。

public IRIS iris

関連情報については、“IRISObject のサポートされているデータ型” を参照してください。

Set()

ADO.IRISObject.Set() は、プロキシ・オブジェクトのプロパティを設定します。

void Set(string propertyName, Object value)

パラメータ :

  • propertyNamevalue が割り当てられるプロパティの名前。

  • value — 割り当てるプロパティ値。

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