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InterSystems IRIS for Health のインストール

InterSystems IRIS for Health をインストールするには、状況に応じて以下の手順に従います。

Important:

インターシステムズでは、インストーラ実行前に、"インストール・ガイド" の “インストールの準備” の章を確認することを強くお勧めします。

手動インストールの実行

Windows でのインストーラの実行

InterSystems IRIS for Health の新規インスタンスを Windows にインストールするには、インストーラの実行可能ファイルを管理者として実行します。

以下のオプションの詳細は、"インストール・ガイド" の “Microsoft Windows への InterSystems IRIS のインストール” の章を参照してください。

インストール・プロセスにより、情報をいくつか入力するよう求められます。

  1. インストールのインスタンス名を選択します (同じマシンで複数のインスタンスを実行できます)。

  2. インストール先のフォルダを選択します。

  3. [セットアップタイプ] は、ほとんどの状況では (特に InterSystems IRIS for Health を初めてインストールする場合)、[開発] が適切です。

  4. [セキュリティタイプ] では、開発環境の場合は [通常] を、プロダクション環境の場合は [ロック・ダウン] を選択することをお勧めします。

  5. InterSystems IRIS サービスは、既定の SYSTEM (Windows ローカル・システム) アカウントまたは既存の Windows アカウントで実行できます。次の画面で、InterSystems IRIS for Health 管理者アカウント (_SYSTEMAdminSuperUser、および存在する場合は選択した Windows アカウント) の共通のパスワードを選択するよう求められます。

  6. CSPSystem アカウントのパスワードを入力するよう求められます。

  7. [プログラムのインストールの準備完了] ダイアログ・ボックスに、ライセンス・キーを入力するためのオプションがあります。[ライセンス] をクリックしてライセンスを入力し、プロンプトに従います。ライセンス・キーはセールス・エンジニアから入手できます。

  8. その後、[インストール] をクリックしてインストールを完了します。

Linux または macOS でのインストーラの実行

Linux または macOS に InterSystems IRIS for Health の新規インスタンスをインストールするには、以下の手順に従います。

以下のオプションの詳細は、"インストール・ガイド" の “InterSystems IRIS の UNIX®、Linux、および macOS へのインストール” の章を参照してください。

  1. 提供されている tarball からインストール・コンポーネントを抽出します。

  2. コンポーネントを抽出したディレクトリに移動し、コマンド irisinstall を上位特権で実行します。

  3. インストールのインスタンス名を選択します (同じマシンで複数のインスタンスを実行できます)。

  4. インストール先のディレクトリの名前を入力します。そのディレクトリが存在しない場合は、作成されます。

  5. [インストールタイプ] は、ほとんどの状況では (特に InterSystems IRIS for Health を初めてインストールする場合)、[開発] が適切です。

  6. [セキュリティ設定] では、開発環境の場合は [通常] を、プロダクション環境の場合は [ロック・ダウン] を選択することをお勧めします。

  7. プロンプト [どのユーザをこのインスタンスの所有者にしますか?] で、既存のユーザ・アカウントの名前を入力します。

  8. InterSystems IRIS for Health 管理者アカウント (_SYSTEMAdminSuperUserCSPSystem、および所有者に選択したユーザ・アカウント) のパスワードを選択するよう求められます。

  9. プロンプト [どのグループにこのインスタンスの開始と停止を許可しますか?] で、既存のグループの名前を入力します。

  10. ライセンス・キーのフル・パス名を入力できます。ライセンス・キーはセールス・エンジニアから入手できます。

  11. その後、選択したオプションが画面に表示されます。Enter キーを押してインストールを確認します。

自動インストールの実行

InterSystems IRIS for Health を自動モードでインストールできます。

Windows での自動インストールの実行

InterSystems IRIS for Health を Windows で実行する場合、"インストール・ガイド" の “Microsoft Windows への InterSystems IRIS のインストール” の章の “自動カスタム・インストール” のセクションの手順に従います。この手順では、InterSystems IRIS for Health に固有な以下の考慮事項に留意してください。

最小限必要なパラメータ・セットには、インスタンス名、インストール先の場所の完全に解決された物理パス名、および SYSTEM (superadmin) アカウントのパスワードが含まれます。インストーラを自動モードで実行するには、/qb スイッチが不可欠です。

最小限必要なパラメータ・セットのコマンド行構文は、C:\> installation_executable.exe /instance instance_name /qb INSTALLDIR="install_directory" IRISUSERPASSWORD="password" です。

Important:

InterSystems IRIS for Health の自動インストーラは、いくつかのパラメータの動作が異なるという点で InterSystems IRIS の自動インストーラとは異なります。以下の表を参照してください。

パラメータまたはスイッチ InterSystems IRIS for Health によるサポート メモ
ADDLOCAL Y オプション。既定のインストールには、外部 Web サーバ (IIS など) 用の Web ゲートウェイ・ライブラリは含まれません。これらのライブラリを他のすべてのサーバ・コンポーネントと共に InterSystems IRIS for Health のインストール内にインストールするには、コマンド行に ADDLOCAL=ALL を追加します。
INITIALSECURITY N 既定値は "Normal" です。
CLIENTINSTALL N .
ISCSTARTCACHE 該当なし  
UNICODE N このオプションは使用しないでください。インストーラは、InterSystems IRIS for Health で必要とされる Unicode サポートに既定で設定されます。
REPAIR N  
REINSTALL N  
REMOVE N  

例 : Microsoft Windows での自動インストール

C:\> installation_executable.exe /instance HSIHsilent /qb INSTALLDIR="D:\InterSystems\HSIHsilent" IRISUSERPASSWORD="password"

InterSystems IRIS for Health の利用可能なコンポーネントをすべてインストールします。

C:\> installation_executable.exe /instance HSIHclient /qb INSTALLDIR="D:\InterSystems\HSIHclient" CLIENTINSTALL=1

上の表にリストされたクライアント・コンポーネントのみをインストールします。グラフィカルな進行状況インジケータがいくつか表示されます。

Linux または macOS での自動インストールの実行

InterSystems IRIS for Health を Linux または macOS で実行する場合、"インストール・ガイド" の “InterSystems IRIS の UNIX®、Linux、および macOS へのインストール” の章の “InterSystems IRIS の自動インストール” のセクションの手順に従います。この手順では、InterSystems IRIS for Health に固有な以下の考慮事項に留意してください。

最小限必要なパラメータ・セットには、インスタンス名、インストール先の場所の完全に解決された物理パス名_system (superadmin) アカウントのパスワード、および "通常" のセキュリティ設定が含まれます。

最小限必要なパラメータ・セットのコマンド行構文は、$ sudo ISC_PACKAGE_INSTANCENAME="instance_name" ISC_PACKAGE_INSTALLDIR="install_directory" ISC_PACKAGE_USER_PASSWORD="password" ISC_PACKAGE_INITIAL_SECURITY="Normal" ./irisinstall_silent です。

Important:

InterSystems IRIS for Health の自動インストーラは、いくつかのパラメータの動作が異なるという点で InterSystems IRIS の自動インストーラとは異なります。以下の表を参照してください。

パラメータまたはスイッチ InterSystems IRIS for Health によるサポート メモ
ISC_PACKAGE_INITIAL_SECURITY Y 既定値は "Normal" です。
ISC_PACKAGE_CLIENT_COMPONENTS N クライアントのみをインストールする場合 (言語バインディングと SDK、InterSystems エンジン・リンク・ライブラリなどのコンポーネントが含まれます)、irisinstall_client スクリプトを使用します。

クライアント・コンポーネントのみのインストールの詳細は、"インストール・ガイド" の “InterSystems IRIS の UNIX®、Linux、および macOS へのインストール” の章の “クライアントのみの InterSystems IRIS のインストール” のセクションを参照してください。

ISC_PACKAGE_STARTCACHE 該当なし  
ISC_PACKAGE_UNICODE N このオプションは使用しないでください。インストーラは、InterSystems IRIS for Health で必要とされる Unicode サポートに既定で設定されます。

例 : Linux または macOS での自動インストール

$ sudo ISC_PACKAGE_INSTANCENAME="HSIHsilent" ISC_PACKAGE_INSTALLDIR="/hs/HSIHsilent" ISC_PACKAGE_USER_PASSWORD="password" ISC_PACKAGE_SUPERSERVER_PORT="59992" ISC_PACKAGE_INITIAL_SECURITY="Normal" ./irisinstall_silent

InterSystems IRIS for Health を "通常" セキュリティ・モードとスーパーサーバ・ポート 59992 でインストールします。

$ sudo ISC_PACKAGE_INSTANCENAME="HSIHsilent" ISC_PACKAGE_INSTALLDIR="/hs/HSIHsilent" ISC_PACKAGE_USER_PASSWORD="password" ISC_PACKAGE_INITIAL_SECURITY="Normal" ISC_PACKAGE_MGRUSER="hsihadmin1" ISC_PACKAGE_MGRGROUP="hsihadmin" ISC_PACKAGE_WEB_CONFIGURE="Y" ISC_PACKAGE_WEB_SERVERTYPE="Apache" ./irisinstall_silent

InterSystems IRIS for Health のすべてのモジュールをインストールし、インスタンスを所有するユーザとグループを指定します。さらに、Web ゲートウェイを、同じホスト上にある Apache の既存インスタンスと連携するように構成します (Web ゲートウェイ・ライブラリを /opt/gateway にインストールし、Web ゲートウェイの構成情報を httpd.conf に追加します)。この構成は InterSystems IRIS for Health の開発インスタンスにのみ適し、プロダクション・インストールには適さないことに注意してください。

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