リリース・ストリーム

InterSystems IRIS®、InterSystems IRIS for Health®、および HealthShare® Health Connect のメジャー・リリースには、次の 2 つのストリームがあります。

継続配布 (CD) リリース — これらのリリースは、新機能へのアクセスを提供します。継続的に更新されるアプリケーションの開発・導入に最適であり、新機能を即座に利用できます。
拡張メンテナンス (EM) リリース — これらのリリースは、継続配布リリースほど頻繁ではありませんが、安定性が向上したメンテナンス・リリースを提供します。新機能に早期にアクセスできることよりも、メンテナンス・リリースで修正を簡単に入手できることの方が重要な大規模エンタープライズ・アプリケーションに最適です。

インターシステムズでは、EM リリースのメンテナンス・リリースは提供していますが、CD リリースのメンテナンス・リリースは提供していません。

プレリリース・ソフトウェア

インターシステムズでは、完全にサポートされるリリース以外にも、新機能をいち早く確認したい開発者向けにプレリリース・ソフトウェアも提供しています。プレリリース・ソフトウェアの目的は以下の 2 点です。

リリースでの変更および機能強化が既存のアプリケーションにどのように影響を与えるかを特定し、見つかった問題をレポートして、それらの問題が解決されたことを検証する機会を早い時期にお客様に提供します。
新しい機能を早い時期に公開できます。お客様は、提案されたアイデアを試し、そのビジネス領域でのこの機能の有用性についてフィードバックを提供する機会を得ます。

プレビュー・リリースの取得を計画し、これに対してお客様のアプリケーションをテストすることを強くお勧めします。

Important:

インターシステムズでは、以前のバージョンからのアップグレードはサポートしていません。

開発者向けのプレリリース・ソフトウェアは頻繁に更新される可能性があるため、プレリリースのドキュメントには新機能がすべて記載されていない場合があります。プレリリース・ドキュメントは、最新ドキュメントの残りの部分と共に、毎日更新されます。

Note:

開発者向けのプレビューがインストールされている場合は、docs.intersystems.comOpens in a new tab の Web サイトのクラス・リファレンスではなく、ローカルのクラス・リファレンス (http://localhost:port-number/csp/documatic/%25CSP.Documatic.cls) を使用する必要があります。ローカルのクラス・リファレンスは、インストール内のコードと完全に一致するため、最適な情報源となります。

応答しないシステム

プレビュー・リリースの目的の 1 つは、新機能を現実世界での動作の課題に対して公開し、その信頼性を確認することです。したがって、可能性は低いですが、予期しないイベントのシーケンスにより InterSystems IRIS が応答しなくなる場合もあります。このような場合は、インターシステムズが分析できるよう、ハング状態でシステムの診断情報を収集することが非常に重要です。InterSystems IRIS のインスタンスが応答しなくなった場合は、以下のようにします。

管理者としてログインします。
ターミナル・ウィンドウで、ディレクトリ <install-dir>/bin にある IRISHung スクリプトを実行します。
サポートされているシステムに対応するスクリプトは以下のとおりです。
- Windows ： IRISHung.cmd
- UNIX®、Linux、AIX など： IRISHung.sh
生成される出力ファイルをインターシステムズのサポート窓口Opens in a new tabに送信します。このファイルを電子メールで support@intersystems.com に送信し、WRC Online を使用して新たな問題を公開したり、サポート窓口に直接電話してさらに支援を依頼することもできます。