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その他のプロダクション・オプション

この章では、プロダクションに関連するその他のオプションについて説明します。

ユーザ・ポータル

ユーザ・ポータル (正式には InterSystems ユーザ・ポータル) は、スタジオや管理ポータルのようなバック・エンド・ツールとは対照的に、エンド・ユーザが直接使用するためのものです。以下に例を示します。

InterSystems User Portal for a user named Sam Smith, who has multiple pending alerts

ユーザ・ポータルは、エンド・ユーザが以下のタスクを実行できるように設計されています。

  • ビューとダッシュボード。後述するように、プロダクション・ビジネス・メトリックに含めることができます。

  • ワークフロー・タスクの表示と管理。次の節で説明します。

  • ユーザ・ポータルの他のユーザへのメッセージの送信。前の図の左上に表示されています。

詳細は、"ダッシュボードとユーザ・ポータルの使用法" を参照してください。

ワークフロー

InterSystems IRIS® は、プロダクション内のワークフローをサポートしています。ワークフローによって、自動化されたビジネス・プロセスにユーザの操作を統合できます。企業内でのワークフローの使用例としては、受注、注文調達、契約の承認、およびヘルプ・デスク活動があります。

プロダクションは、ビジネス・プロセスとビジネス・オペレーションのセットを使用してワークフローを実現します。ビジネス・プロセスは要求を受け取り、その要求を実行するために必要なタスクを系統立ててから、ビジネス・オペレーションを呼び出して、これらのタスクを実行します。

これらのビジネス・オペレーションのそれぞれがタスクをワークフロー・ロールに割り当てることによって、そのロールに属している各ユーザのワークフロー受信トレイにタスクが配置されます。この受信トレイにアクセスするには、前のトピックで説明したように、ユーザがユーザ・ポータルを操作します。

Workflow inbox with three messages

ユーザがタスクを完了としてマーキングすると、ワークフロー・エンジンが次の処理ステップに進みます。

詳細は、"ワークフローの定義" を参照してください。

ビジネス・アクティビティ・モニタリング

InterSystems IRIS には、企業統合プロジェクトの一環としてビジネス・アクティビティ・モニタリング (BAM) を含めるために必要なすべての要素が揃っています。

まずは、ビジネス・メトリックです。これは、構成可能な時間間隔で特定の値を計算する特殊なビジネス・サービス・クラスです。この計算は、ビジネス・オペレーション、フェデレーテッド・データベース、InterSystems IRIS データベース、またはビジネス・メトリック・クラス内に含まれる任意のソース・コードへの呼び出しを含むさまざまな形式を取ることができます。"プロダクションの開発" の “ビジネス・メトリックの定義” を参照してください。

次は、ダッシュボードです。これは、メトリック値のリアルタイム・グラフィカル表示を提供する Web ページです。各ダッシュボードには、1 つ以上のメータが付いており、これらにビジネス・メトリックが表示されます。InterSystems IRIS には、スピードメーター、ライト・バー、信号機などを含む組み込みメータの完全なセットがあります。

ビジネス・メトリックが表示されたダッシュボードの例を以下に示します。

Sample dashboard with two gauges, which show the number of loan requests and approval notifications

初めてダッシュボードを使用する場合は、"プロダクションの構成" の “ダッシュボードの作成” を参照してください。詳細は、"ダッシュボードの作成" を参照してください。

アラート

アラートは、プロダクションの実行中にアラート・イベントが発生した場合に該当するユーザに通知を送信します。その目的は、システム管理者またはサービス技術者に問題の存在を警告することです。アラートは電子メール、携帯電話、またはその他のメカニズムにより送信されます。詳細は、"プロダクションの開発" の “InterSystems IRIS のプログラミング” を参照してください。

発行および購読メッセージ配信

プロダクションは、発行および購読メッセージ・ルーティングもサポートしています。このテクニックは、特定のトピックに関するメッセージが通知されるようにあらかじめ登録されているかどうかに基づいて、1 人または複数の加入者にメッセージをルーティングします。詳細は、"プロダクションの管理" を参照してください。

メッセージ・バンク

エンタープライズ・メッセージ・バンクはオプションのリモート・アーカイブ機能であり、複数クライアント・プロダクションからメッセージ、イベント・ログの項目、および検索テーブルのエントリを収集することができます。これは、以下のコンポーネントから構成されます。

  • メッセージ・バンク・サーバ。任意の数のクライアント・プロダクションからの送信を受信するメッセージ・バンク・サービスだけで成る単純なプロダクションです。

  • プロダクションに追加して、メッセージ・バンク・サーバのアドレスで構成する、クライアント・オペレーション (メッセージ・バンク・オペレーション)。

初めて使用する場合は、"プロダクションの開発" の “エンタープライズ・メッセージ・バンクの定義” を参照してください。

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