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HTTP 送信アダプタの設定

HTTP 送信アダプタ EnsLib.HTTP.OutboundAdapterOpens in a new tab の設定に関する参照情報を提供します。

概要

送信 HTTP アダプタには以下の設定があります。

グループ 設定
基本設定 [HTTPサーバ][HTTPポート][URL][認証情報]
接続設定 [SSL構成][SSL チェック・サーバ ID][プロキシ・サーバ][プロキシ・ポート][HTTPSプロキシ][HTTP プロキシ・トンネル][応答タイムアウト][ConnectTimeout][WriteTimeout][LocalInterface]
追加設定 Cookie の使用SendSuperSession

残りの設定はすべてのビジネス・オペレーションに共通のものです。詳細は、"プロダクションの構成" の “すべてのビジネス・オペレーションに含まれる設定” を参照してください。

接続タイムアウト

サーバへの接続が開かれるまで待つ秒数を指定します。デフォルト値は 5 です。

この時間内に接続が開かれない場合、アダプタは、Failure TimeoutRetry Interval で割って得られる回数を上限として再試行を繰り返します。

認証情報

指定された宛先 URL への接続を承認できるプロダクション認証情報の ID を識別します。プロダクション認証情報の作成方法は、"プロダクションの構成" を参照してください。

HTTPポート

HTTP 要求の送信先となるサーバの TCP ポート (デフォルトでは 80、SSLConfig が指定されている場合は 443 を使用)。80 以外の値は、送信する HTTP 要求の Host: ヘッダに含められます。詳細は、前述した “宛先サーバと URL パスの指定” を参照してください。

HTTPサーバ

HTTP 要求の送信先となるサーバの IP アドレス。これは、送信する HTTP 要求の Host: ヘッダで使用されます。前述した “宛先サーバと URL パスの指定” も参照してください。

ローカル・インタフェース

HTTP 接続に必要なネットワーク・インタフェースを指定します。リストから値を選択するか、値を入力してください。空の値は、任意のインタフェースが使用できることを意味します。

HTTPSプロキシ

プロキシ・サーバを使用する場合は、そのプロキシ・サーバがターゲット・システムとの通信に HTTPS を使用するかどうかを指定します。このオプションを有効にして [プロキシ・サーバ] プロパティに値を指定すると、プロキシ・サーバは HTTP ページではなく HTTPS ページの要求を発行します。また、このオプションを有効にすると、デフォルトの HTTP ポートが、HTTPS ポートである 443 に変更されます。

プロキシ・ポート

プロキシ・サーバを使用する場合、接続先とするそのプロキシ・サーバ上のポートを指定します。デフォルト値は 8080 です。

プロキシ・サーバ

プロキシ・サーバを使用する場合、プロキシ・サーバのホスト名を指定します。指定したプロキシ・サーバの、指定したプロキシ・ポートに対して、要求が発行されます。値を指定しない場合、プロキシ・サーバは使用されません。

HTTP プロキシ・トンネル

アダプタが HTTP CONNECT コマンドを使用して、プロキシ経由でターゲットの HTTP サーバへのトンネルを確立するかどうかを指定します。真の場合、要求は HTTP CONNECT コマンドを使用してトンネルを確立します。プロキシ・サーバのアドレスは、[プロキシ・サーバ] および [プロキシ・ポート] の各プロパティから取得されます。HTTPS プロキシが真の場合、トンネルが確立されると、InterSystems IRIS® は TLS 接続をネゴシエートします。デフォルト値は偽です。

応答タイムアウト

サーバからの応答取得に対するタイムアウトを指定します (サーバへの接続を開く場合のタイムアウトは ConnectTimeout で設定します)。デフォルト値は 30 です。

応答が受信されない場合、アダプタは、Failure TimeoutRetry Interval で割った回数だけ繰り返し再試行します。

SSL チェック・サーバ ID

TLS 接続を行う際に、証明書内のサーバ ID が接続先システムの名前と一致することがアダプタによってチェックされることを指定します。デフォルトでは、このチェックが行われるように指定されます。TLS 証明書で指定された名前が DNS 名と一致しないテスト・システムと開発システムについては、この設定をオフにします。

SSL構成

この接続の認証に使用する既存の TLS 構成の名前。アダプタから通信が開始されるため、クライアント TLS 構成を選択します。

TLS 構成を作成して管理するには、管理ポータルを使用します。インターシステムズの "TLS ガイド" を参照してください。[SSL/TLS構成を編集] ページの最初のフィールドは [構成名] です。この文字列を [SSL構成] 設定の値として使用します。

SendSuperSession

SendSuperSession はブーリアン設定であり、送信アダプタが HTTP ヘッダ内に SuperSession ヘッダを作成するかどうか、および識別子をそのヘッダに割り当てるかどうかを制御します。メッセージを検索するときに、SuperSession 値を使用して、あるプロダクション内のメッセージを、別のプロダクション内の関連メッセージと突き合わせることができます。プロダクション内では、ビジネス・サービス、プロセス、およびオペレーションの間でメッセージは SessionId を用いて転送されるので、追跡は簡単です。しかし、メッセージが HTTP メッセージによってビジネス・オペレーションからいったん離れ、別のプロダクションに入ると、そのメッセージを受け取ったプロダクションは新しい SessionId を割り当てます。

SendSuperSession を選択すると、HTTP 送信アダプタは以下を実行します。

  1. メッセージの Ens.MessageHeaderBase.SuperSession プロパティに空の値があるかどうかを確認します。空の値が含まれている場合、アダプタが新しい値を生成して SuperSession プロパティにそれを格納します。

  2. SuperSession プロパティの値を、送信メッセージのプライベート InterSystems.Ensemble.SuperSession HTTP ヘッダに格納します。

HTTP 受信アダプタは、メッセージを受信すると、受信 HTTP メッセージ・ヘッダ内の SuperSession 値を確認します。値が存在する場合、Ens.MessageHeaderBase.SuperSession プロパティを設定します。このプロパティは、メッセージが別のプロダクション・コンポーネントに渡されるときも保持されます。

Note:

SuperSession を使用してプロダクション間でのメッセージの追跡を自動化するツールはありません。

URL

サーバから要求するための URL パス (http:// またはサーバ・アドレスを含みません)。

前述した “宛先サーバと URL パスの指定” も参照してください。

Cookie の使用

このアダプタをインスタンス化するときに HTTP 応答で受信される Cookie を保存するどうか、また、その後の各 HTTP 要求に挿入するかどうかを指定します。

WriteTimeout

Web サーバへの書き込みのタイムアウト値を指定します。この設定が NULL の場合、タイムアウトはありません。

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