例：テストの実行

%UnitTest.Manager.RunTest を使用してユニット・テストを実行します。手順は以下のとおりです。

ユニット・テストが含まれたネームスペース (この例では USER) でターミナルを開きます。ターミナルが目的のネームスペースで開かない場合は、set $namespace = "USER" を使用してネームスペースを変更します。
^UnitTestRoot グローバルの値を、テスト・クラス・ファイルが含まれているディレクトリの親に設定します。
```
USER>Set ^UnitTestRoot="c:\unittests"
```
メソッド %UnitTest.Manager.RunTest を使用してテストを実行します。
```
USER>do ##class(%UnitTest.Manager).RunTest("mytests")
```

InterSystems IRIS は、テスト・ファイルからテスト・クラスをロードし、そのクラスをコンパイルし、テストを実行し、テスト・コードをサーバから削除した後、ターミナルにレポートを出力します。

 
===============================================================================
Directory: C:\unittests\mytests\cls\MyPackage\
===============================================================================
  mytests\cls\MyPackage begins ...
Load of directory started on 07/05/2022 11:09:35 '*.xml;*.XML;*.cls;*.mac;*.int;*.inc;*.CLS;*.MAC;*.INT;*.INC'
 
Loading file C:\unittests\mytests\cls\MyPackage\MyPackage.Tests.cls as udl
 
Compilation started on 07/05/2022 11:09:35
Compiling class MyPackage.Tests
Compiling routine MyPackage.Tests.1
Compilation finished successfully in 0.672s.
 
Load finished successfully.
 
    MyPackage.Tests begins ...
      TestAdd() begins ...
        AssertEquals:Test Add(2,2)=4 (passed)
        AssertNotEquals:Test Add(2,2)'=5 (passed)
        LogMessage:Duration of execution: .000356 sec.
      TestAdd passed
    MyPackage.Tests passed
  mytests/cls/MyPackage passed
 
Use the following URL to view the result:
http://172.30.160.1:52797/csp/sys/%25UnitTest.Portal.Indices.cls?Index=3&$NAMESPACE=USER
All PASSED

最後の行は、テスト・レポートの URL を示します。

Note:

このようにして Tests テストを実行した場合、そのテストは完了した後に InterSystems IRIS から削除されます。テストの実行後に VS Code に戻って Tests を表示すると、ファイルがサーバと同期されていないことを示すメッセージが表示されます。クラスを保存またはリコンパイルして、サーバに追加し直すことができます。

クラスを削除しない場合は、RunTest に “/nodelete” 修飾子を指定する必要があります。

USER>do ##class(%UnitTest.Manager).RunTest("mytests","/nodelete")

例： UnitTest ポータル

例：テスト・クラスの作成

例 ： テストの実行

例：テストの実行