例：設定メソッドおよびティアダウン・メソッドのテストへの追加

この例では、TestEditContact というテスト・メソッドを追加します。このメソッドは、MyPackage.Contact クラスの ContactType プロパティの値が、“Personal” または “Business” のいずれかに制限されていることを確認します。テストを実行する前にデータベースを準備する OnBeforeAllTests メソッドを追加します。また、テストが実行された後でデータベース状態をリストアする OnAfterAllTests メソッドも追加します。

1. VS Code で MyPackage.Tests を開きます。

2. OnBeforeAllTests メソッドと OnAfterAllTests メソッドを追加します。

   
   Method OnBeforeAllTests() As %Status
   {
      Do ##class(MyPackage.Contact).Populate(1)
      Return $$$OK
   }
   

   

   
   Method OnAfterAllTests() As %Status
   {
      Do ##class(MyPackage.Contact).%KillExtent()
      Return $$$OK
   }
   

   

   OnBeforeAllTests メソッドは、データベースに 1 つの Contact インスタンスを追加します。OnAfterAllTests メソッドは、データベースからすべての Contact インスタンスを削除します。

3. TestEditContact テスト・メソッドを MyPackage.Tests に追加します。

   
   Method TestEditContact()
   {
      set contact=##class(MyPackage.Contact).%OpenId(1)
      set contact.Name="Rockwell,Norman"
      set contact.ContactType="Friend"
      Do $$$AssertStatusNotOK(contact.%Save(),"ContactType = Friend")
      Set contact.ContactType="Personal"
      Do $$$AssertStatusOK(contact.%Save(),"ContactType = Personal")
   }
   

   

   このメソッドは、ContactType に無効な値を割り当てた後と ContactType に有効な値を割り当てた後の 2 つの条件下で、Contact に対して %Save を実行し、それによって返される状態値をテストします。

4. Tests クラス・ファイルを C:\unittests\mytests\cls\MyPackage にコピーします。既存のファイルは上書きします。