準備
このドキュメントのほとんどの例は、Samples-BI サンプル (https://github.com/intersystems/Samples-BIOpens in a new tab) の一部です。サンプルは、専用のネームスペース (SAMPLES など) を作成して、そのネームスペースにロードすることをお勧めします。一般的な手順は、"InterSystems IRIS® で使用するサンプルのダウンロード" を参照してください。
サンプルの 1 つに、BI.Study.Patient クラスと関連クラスが含まれています。このサンプルは、Business Intelligence モデルの基礎として使用するためのものです。最初は、データは格納されていません。BI.Model パッケージには、このチュートリアルで参考用に使用するサンプル・キューブ、サブジェクト領域、KPI、ピボット・テーブル、およびダッシュボードが含まれています。
このサンプルは、Business Intelligence の使用の開始点に柔軟性を持たせることを目的としています。このサンプルを使用して、必要に応じた量のデータを生成し、アーキテクトを使用して、生成したデータを調査する Business Intelligence モデルを作成します。その後、このモデルに基づいて Business Intelligence のピボット・テーブル、KPI、およびダッシュボードを作成できます。このサンプルは、Business Intelligence の主な機能の使用だけでなく一般に想定される現実的な多数のシナリオのテストでも可能なほど十分な複合性を備えています。このドキュメントには、このサンプルを使用する練習問題があります。
Important:
キューブのビルド時や詳細リストの実行時に、システムは SQL を使用してデータにアクセスします。モデルが SQL 予約語のクラス・プロパティを参照する場合は、区切り識別子のサポートを有効にして、Business Intelligence がプロパティ名をエスケープできるようにする必要があります。予約語のリストは、"InterSystems SQL リファレンス" の "予約語" のセクションを参照してください。区切り識別子のサポートの有効化に関する詳細は、"InterSystems SQL の使用法" の "識別子" を参照してください。
Business Intelligence のシステム要件に関する情報については、このリリース向けのオンライン・ドキュメント "インターシステムズのサポート対象プラットフォーム" を参照してください。
準備
使用するツールの大部分は、管理ポータルにあります。
ログオンの手順は以下のとおりです。
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[InterSystems ランチャー] をクリックし、[管理ポータル] をクリックします。
セキュリティの設定によっては、InterSystems IRIS ユーザ名とパスワードを使用してログインするように求められます。
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以下のように、サンプルをロードしたネームスペースに切り替えます。
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[Switch] をクリックします。
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ネームスペース名をクリックします。
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[OK] をクリックします。
データの再生成
チュートリアルで使用する一連のデータは、Samples-BI サンプルで当初提供されるデータよりも大きく多少複雑になります。
このチュートリアル用のデータを生成する手順は以下のとおりです。
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ターミナルで、サンプルをインストールしたネームスペースに切り替えます。以下に例を示します。
set $namespace="SAMPLES"
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以下のコマンドを実行します。
do ##class(BI.Populate).GenerateData(10000,"ADETR")
このクラス・メソッドは、10000 人の患者を生成します。"ADETR" 文字列は、サンプルにアレルギーのデータ (A)、診断データ (D)、受診データ (E)、詳細 (T)、および都市の降雨データ (R) が含まれることを意味します。
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データを入力したテーブルに対して実行される SQL クエリを使用するため、これらのテーブルに対してテーブルのチューニング機能を実行することをお勧めします。
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前述のように、管理ポータルにアクセスし、サンプルをインストールしたネームスペースに移動します。
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[システム・エクスプローラ]→[SQL] をクリックします。
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[クエリ実行] タブをクリックします。
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[アクション]、[スキーマのすべてのテーブルをチューニング] の順にクリックします。
スキーマを選択してアクションを確認するダイアログ・ボックスが表示されます。
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Schema で、BI_Study スキーマを選択します。
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[完了] をクリックします。
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[完了] をクリックします。
バックグラウンドでテーブルのチューニング機能が実行されます。