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PasswordHash

パスワードの暗号化ハッシュとそのソルトを使用して、事前定義のユーザ・アカウントの既定のパスワードを設定します。

Synopsis

[Startup]    PasswordHash=a,b

a はハッシュ化されたパスワードです。b はソルトです。

説明

PasswordHash は、ハッシュ化されたパスワードとそのパスワードのソルトを指定して、事前定義のユーザ・アカウントOpens in a new tab (SYS) の既定のパスワードを置換します。InterSystems IRIS® データ・プラットフォームの起動時に、格納されているパスワード・ハッシュは、CSPUser を除く事前定義のアカウントごとに PasswordHash で指定されたものに設定されます。

Important:

このパラメータは主に、導入で使用するためのものです。使用できるのは、特定の InterSystems IRIS インスタンスに対して一度のみで、なおかつどの事前定義アカウントに対しても既定のパスワードが変更されていない場合のみです。

導入後に既定のパスワードを変更しないまま使い続けることができると重大なセキュリティ・リスクになるため、構成マージ操作時に PasswordHash を使用して既定のパスワードを導入中に変更し、変更を先延ばししないようにする必要があります (個々のユーザのパスワードを変更する方法は、"承認ガイド" の "既存のユーザ・アカウントの編集" を参照してください)。

複数の事前定義のアカウントで 1 つのパスワードを共有することはセキュリティ・リスクであるため、PasswordHash を使用して既定のパスワードを変更した導入の後で、事前定義のアカウントそれぞれにログインして、パスワードをそのアカウント固有の値に変更する必要があります。

Note:

PasswordHash 設定では、空白のパスワードを使用することはできません。

パスワードのハッシュ化の詳細、コンテナ導入時の PasswordHash の使用例、およびプレーン・テキストのパスワードを PasswordHash の使用時に必要な値に変換する InterSystems IRIS 提供の passwordhash ナノコンテナの詳細は、"コンテナ内でのインターシステムズ製品の実行" の "認証とパスワード" を参照してください。

このパラメータの変更

管理ポータルの [開始] ページ ([システム管理] > [構成] > [追加設定] > [開始]) で、[PasswordHash] の行の [編集] を選択します。パスワードのハッシュとソルトを貼り付けます。

管理ポータルを使用する代わりに、Config.StartupOpens in a new tab クラスで (クラスリファレンスを参照)、または CPF をテキスト・エディタで編集することで (このドキュメントの “構成パラメータ・ファイルの概要” の章にある "アクティブな CPF の編集" のセクションを参照)、PasswordHash を変更できます。

関連項目

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