例
以下の例では、グローバル変数 (^a) から別のグローバル変数 (^b) にサブツリーをコピーします。この場合は、マージの使用によって、より小さいグローバル ^b が作成され、これには ^a にある情報の ^a(1,1) サブツリーのみが含まれます。
SET ^a="cartoons"
SET ^a(1)="The Flintstones",^a(2)="The Simpsons"
SET ^a(1,1)="characters",^a(1,2)="place names"
SET ^a(1,1,1)="Flintstone family"
SET ^a(1,1,1,1)="Fred"
SET ^a(1,1,1,2)="Wilma"
SET ^a(1,1,2)="Rubble family"
SET ^a(1,1,2,1)="Barney"
SET ^a(1,1,2,2)="Betty"
MERGE ^b=^a(1,1)
WRITE ^b,!,^b(2),!,^b(2,1)," and ",^b(2,2)
以下の例では、コピー元のグローバル変数のサブツリーが結合された後の、コピー先のグローバル変数を示しています。
以下を実行するとします。
KILL ^X,^Y
SET ^X(2,2)="first"
SET ^X(2,2,4)="second"
SET ^Y(3,6,7)="third"
SET ^Y(3,6,8)="fourth"
SET ^Y(3,6,7,8,4)="fifth"
SET ^Y(3,6,7,8,9)="sixth"
WRITE ^X(2,2),!,^X(2,2,4),!
WRITE ^Y(3,6,7),!,^Y(3,6,8),!
WRITE ^Y(3,6,7,8,4),!,^Y(3,6,7,8,9)
以下の図は、実行後の ^X と ^Y の論理構造を示しています。
^X と ^Y の初期構造
以下の MERGE コマンドを考えてみましょう。
MERGE ^X(2,3)=^Y(3,6,7,8)
前の文を実行すると、InterSystems IRIS は ^Y の一部を ^X(2,3) にコピーします。グローバル ^X は、以下の図のような構造になります。
^X および ^Y の MERGE コマンドの結果