SqlRowIdPrivate (クラス・キーワード)
ODBC および JDBC に投影されるときに、このクラスの ID 列を非表示フィールドにするかどうかを指定します。永続クラスのみに適用されます。
使用法
テーブルを ODBC および JDBC に投影するときに ID 列を非表示にするには、以下の構文を使用します。
Class MyApp.MyClass [ SqlRowIdPrivate ] { //class members }
そのように指定しない場合は、このキーワードを省略し、キーワードの直前に単語 Not を配置します。
詳細
このキーワードが true の場合、テーブルが ODBC および JDBC に投影されるときに、ID 列は非表示フィールドになります。
永続クラスを SQL テーブルに投影するとき、各オブジェクトのオブジェクト識別値は SQL 列、つまり行 ID 列として投影されます。SqlRowIdPrivate キーワードにより、行 ID 列を ODBC ベースまたは JDBC ベースのクエリで “非表示” にするかどうかを指定できます。行 ID 列が非表示の場合は、以下のようになります。
クエリが SELECT 節内で明示的に列をリストする場合、ODBC または JDBC クライアントはこの列を選択できます。(定義上は、UPDATE 文または INSERT 文の行 ID 列は、行 ID の値を変更したり直接設定したりできないため、使用できません。)
通常、このキーワードは、従来のリレーショナル・データを使用し、レポート・ツールによって行 ID 列を表示しないようにするために使用します。
サブクラスへの影響
このキーワードは継承されません。
既定値
このキーワードを省略すると、テーブルが ODBC および JDBC に投影されるときに、ID 列は通常どおり表示されます。
関連項目
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このドキュメントの “クラス定義”
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"クラスの定義と使用" の “クラスの定義とコンパイル”
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"クラスの定義と使用" の “コンパイラ・キーワードの概要”