Web メソッドとして使用される場合に、このメソッドが使用するバインディング・スタイルまたは SOAP 呼び出し機能を指定します。Web サービスまたは Web クライアントとして定義されているクラス内でのみ適用されます。
詳細
このキーワードにより、Web メソッドが使用するバインディング・スタイルを指定できます。これは、SOAP 本文の形式に影響します (SOAP ヘッダの形式には影響しません)。
このキーワードは、指定されたメソッドに対して、SoapBindingStyle クラス・キーワードをオーバーライドします。
既定値
このキーワードを省略すると、<soap:operation> 要素の style 属性が、代わりに SoapBindingStyle クラス・キーワードの値により決定されます。
WSDL との関係
SoapBindingStyle メソッド・キーワードにより、WSDL の <binding> セクション内の <soap:operation> 要素の style 属性の値を指定します。例えば、SoapBindingStyle メソッド・キーワードが document の場合、WSDL は次のようになります。
...
<binding ...>
...
<operation ...>
<soap:operation ... style="document"/>
...
一方、SoapBindingStyle が rpc の場合は、WSDL は次のようになります。
...
<binding ...>
...
<operation ...>
<soap:operation ... style="rpc"/>
...
バインディング・スタイルは、次のように、Web メソッドの要求または応答の <message> 要素にも影響します。
-
バインディング・スタイルが document の場合、既定では各メッセージはパートを 1 つのみ持ちます。以下に例を示します。
<message name="AddSoapIn">
<part name="parameters" .../>
</message>
ARGUMENTSTYLE パラメータが message の場合、メッセージは複数のパートを持つことができます。以下に例を示します。
<message name="AddSoapIn">
<part name="a" .../>
<part name="b" .../>
</message>
-
バインディング・スタイルが rpc の場合、メッセージは複数のパートを持つことができます。以下に例を示します。
<message name="AddSoapIn">
<part name="a" .../>
<part name="b" .../>
</message>