Skip to main content

クラウド・ストレージ用の送信アダプタ

相互運用プロダクション内のビジネス・オペレーションは、送信アダプタを使用して、クラウド・ストレージから BLOB を削除したり、新しい BLOB をアップロードすることができます。すべてのビジネス・オペレーションと同様、このビジネス・オペレーションは、いずれかのアダプタ・メソッドを呼び出すことにより、これらのアクションを実行します。クラウド・ストレージ・プロバイダへの接続を可能にする、アダプタのプロパティの詳細は、"クラウド・ストレージ・アダプタの詳細" を参照してください。

送信アダプタのクラス名は EnsLib.CloudStorage.OutboundAdapterOpens in a new tab です。

BLOB の削除

ビジネス・オペレーションは、送信アダプタの DeleteBlobOpens in a new tab メソッドを呼び出すことにより、クラウド・ストレージから BLOB を削除します。例えば、ビジネス・オペレーションは以下を呼び出すことができます。

 Set tSC = ..Adapter.DeleteBlob(..BucketName, request.BlobName)

この例で、ビジネス・オペレーションは、クラウド・ストレージのバケットを特定するプロパティを使用し、プロダクションは、削除される BLOB の名前を指定する要求メッセージを使用します。

BLOB のアップロード

送信アダプタは、データのソースまたはデータ型に応じて、BLOB をアップロードするための 3 つの異なるメソッドを提供しています。

各メソッドの最初の 2 つのパラメータは、バケット名と BLOB 名を指定します。各メソッドの 3 番目のパラメータは、ビジネス・オペレーションからデータまたはデータの場所を受け取るために使用されます。 例えば、ストリームとしてのデータを含むメッセージを受信するビジネス・オペレーションは、以下を呼び出すことができます。

 Set tSC = ..Adapter.UploadBlobFromStream(..BucketName, 
            request.BlobName, request.Content)

ビジネス・オペレーションの作成

クラウド・ストレージへの接続に使用されるほとんどのプロパティは、送信アダプタで定義されます。ただし、プロダクションが操作する実際のバケット名は、ビジネス・オペレーションで定義し、アダプタ・メソッドに渡される必要があります。一般に、ビジネス・オペレーションは、管理ポータルに表示されるプロパティを使用して、バケット名を定義します。

カスタムのビジネス・オペレーションの開発に関する一般的なガイダンスが必要な場合は、"ビジネス・オペレーションの定義" を参照してください。

利便性のため、インターシステムズでは、簡単なビジネス・オペレーション、EnsLib.CloudStorage.BusinessOperationOpens in a new tab を提供しています。これは、BLOB を削除し、ストリームから BLOB をアップロードする方法を示しています。サンプルのビジネス・オペレーションでは、2 つの簡単なメッセージ・クラス、EnsLib.CloudStorage.DeleteRequestOpens in a new tabEnsLib.CloudStorage.UploadRequestOpens in a new tab を使用して、BLOB の削除とアップロードを行います。EnsLib.CloudStorage.BusinessOperationOpens in a new tab には、前述のとおり、プロパティ BucketName が含まれます。送信アダプタにはこのプロパティは含まれないため、カスタム・ビジネス・オペレーションにこのプロパティを含める必要があります。

FeedbackOpens in a new tab