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InterSystems IRIS アプリケーション

ほぼすべてのユーザは、アプリケーションを介して InterSystems IRIS® データ・プラットフォームとやり取りします。アプリケーションとは、認証、承認、およびその他のコードの使用を制御する構成を指します。これらは、ユーザ・インタフェース、外部の実行可能ファイル、および API に適用されます。

ここでは、アプリケーション開発者として使用できるオプションについて理解するのに役立つ概要を提供します。

アプリケーションのタイプ

形式的には、アプリケーションには、以下の 4 つのタイプがあります。

  • Web アプリケーション — これらのアプリケーションは Web ゲートウェイを介して InterSystems IRIS に接続します。これらは、データベースへのアクセスを提供する (REST または SOAP を介して) Web ベースの API か、ユーザ・インタフェース (ユーザが選択した JavaScript ライブラリを含む HTML ページ) のいずれかです。

  • 特権ルーチン・アプリケーション — これらのアプリケーションは、通常コマンド行で実行され、Web ゲートウェイは関与しません。この例としては、特定のユーザのみを対象としたバックエンドでの使用を意図したルーチンなどがあります。

  • クライアント・アプリケーション — これらのアプリケーションは、外部の実行可能ファイルを呼び出し、Windows 上でのみ利用できます。

  • ドキュメント・データベース・アプリケーション — これらのアプリケーションは、ドキュメント・データベースを使用して InterSystems IRIS に接続します。

アプリケーションのプロパティ

アプリケーションのプロパティ (つまり、実際の構成) はタイプによって異なるため、以下のリストに最も一般的なプロパティの概要を示します。

  • セキュリティ・リソース。その目的はアプリケーション・タイプによって異なります。例えば、Web アプリケーションとクライアント・アプリケーションの場合、リソースはユーザがアプリケーションにアクセスできるかどうかを制御します。ユーザがアプリケーションを使用するには、指定されたリソース上で USE 権限を保持している必要があります。

  • 実行するコードの識別子 (REST ディスパッチ・クラス、実行するルーチン、実行する実行可能ファイルなど)。

  • 許可される認証メカニズム。

  • コードを実行するネームスペース (該当する場合)。

  • セッションを制御するオプション (Web アプリケーション用)。

  • アプリケーション・ロール — これは、コードの実行時に認証されたユーザに自動的に追加される一連のセキュリティ・ロールです (この構成オプションはプログラムによるロール・エスカレーションを補足するものです)。

  • マッチング・ロール — これはアプリケーション・ロールのより対象を絞ったバージョンです。ユーザに既に特定のロールがある場合、自動的に追加する一連の追加ロールを指定できます (この構成オプションはプログラムによるロール・エスカレーションを補足するものです)。

アプリケーションの定義方法

管理ポータルで、定義、変更および登録を行うことができます (十分な権限を持つユーザとしてログインした場合)。ただし、アプリケーションを導入するときには、インストールの一環でプログラムによってアプリケーションを定義する方が一般的です。InterSystems IRIS ではこれを実現する方法が提供されています。

関連項目

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