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エラー・ログ

各ネームスペースは、アプリケーション・エラー・ログを保持できます。ログには、そのネームスペースでコードを実行したときに発生したエラーが記録されます。一部のシステム・コードではこのログを自動的に書き込みます。独自のコードでもそのようにすることができます。

アプリケーション・エラーのログ作成

アプリケーション・エラー・ログに例外を記録するには、%Exception.AbstractException.Log()Opens in a new tab メソッドを使用します。通常、これは TRY-CATCH の CATCH ブロック内で行います。

管理ポータルを使用したアプリケーション・エラー・ログの表示

管理ポータルで、[システムオペレーション][システムログ][アプリケーションエラーログ] の順に選択します。これにより、アプリケーション・エラー・ログが発生したネームスペースの [ネームスペース] リストが表示されます。ヘッダを使用して、リストをソートできます。

ネームスペースの [日付] を選択すると、アプリケーション・エラー・ログが発生した日付と、その日付で記録されているエラーの数が表示されます。ヘッダを使用して、リストをソートできます。[フィルタ] を使用して、[日付] と [数量] の値に文字列をマッチングできます。

日付の [エラー] を選択すると、その日付のエラーが表示されます。[エラー#] の整数は、時系列順にエラーに割り当てられます。[エラー#] の *COM は、対象の日付のすべてのエラーに適用されるユーザ・コメントです。ヘッダを使用して、リストをソートできます。[フィルタ] を使用して、文字列をマッチングできます。

エラーの [詳細] を選択すると、[エラー詳細] ウィンドウが表示され、特殊変数の値や [スタック] の詳細など、エラー発生時の状態に関する情報が示されます。エラーに対応するスタック・トレースを表示するには、[スタック] をクリックするか、ページの下部までスクロールします。その後、このテーブルのその行の + アイコンをクリックして、%objlasterror 変数を探します。この変数には (存在する場合) エラーについての情報が含まれています。

個々のエラーにユーザ・コメントを指定できます。

[ネームスペース][日付]、および [エラー] のリストにはチェック・ボックスが含まれており、これを使用して対応する 1 つ以上のエラーのエラー・ログを削除できます。削除するものにチェックを付けて、[削除] ボタンを選択します。

^%ERN を使用したアプリケーション・エラー・ログの表示

^%ERN ユーティリティはアプリケーション・エラーを調べ、現在のネームスペースについて記録されたすべてのエラーを確認できるようにします。これは、管理ポータルを使用する方法に代わるものとなります。

^%ERN ユーティリティを使用するには、以下の手順を実行します。

  1. ObjectScript シェルで、「DO ^%ERN」と入力します。このユーティリティの名前では大文字と小文字が区別されます。ユーティリティ内でのプロンプトへの応答では、大文字と小文字は区別されません。

    いずれのプロンプトでも、「?」を入力すると、そのプロンプトの構文オプションが一覧表示され、「?L」を入力すると、定義されている値がすべて一覧表示されます。Enter キーを押すと、前のレベルに戻ることができます。

  2. For Date: プロンプトで「?L」と入力し、エラーが発生したすべての日付のリストを表示します。

  3. 次に同じプロンプトで、それらの日付のうちの 1 つを (mm/dd/yyyy の形式で) 入力します。年を省略した場合、現在の年と見なされます。これで、ルーチンにより、日付とその日付で記録されているエラーの数が返されます。または、以下の構文を使用して、このプロンプトからエラーのリストを取得できます。

    • ?L」を入力すると、エラーが生じた日付すべてのリストが、日付の新しい順に、記録済みエラーの数と共に表示されます。(T) 列は、何日前かを表します。(T) = 今日で、(T-7) = 7 日前です。対象の日のすべてのエラーにユーザ・コメントが定義されている場合、そのコメントが角かっこに囲まれて表示されます。リストの後に、For Date: プロンプトが再表示されます。日付または「T-n」を入力できます。

    • [text」を入力すると、部分文字列 text を含むすべてのエラーが一覧表示されます。「<text」を入力すると、エラー名コンポーネントに部分文字列 text を含むすべてのエラーが一覧表示されます。「^text」を入力すると、エラー位置コンポーネントに部分文字列 text を含むすべてのエラーが一覧表示されます。リストの後に、For Date: プロンプトが再表示されます。日付を入力します。

  4. Error: プロンプトには、確認したいエラーの整数番号を入力します。対象の日の最初のエラーの場合は「1」、2 つ目のエラーの場合は「2」というように入力します。または、疑問符 (?) を入力すると、取得可能な応答のリストが表示されます。このユーティリティは、エラーに関する情報として、エラー名、エラー位置、時間、システム変数値、およびエラー発生時に実行されていたコード行を表示します。

    Error: プロンプトに「*」を入力すると、コメントを表示できます。「*」を入力すると、対象の日のエラーすべてに適用されている現在のユーザ定義のコメントが表示されます。次に、そのすべてのエラーに適用されている既存のコメントに置き換わる新しいコメントを入力するよう求められます。

  5. Variable: プロンプトには、変数に関する情報を取得するためのさまざまなオプションを指定できます。ローカル変数の名前 (添え字なしまたは添え字付き) を指定した場合、^%ERN は、スタック・レベルとその変数の値 (定義されている場合)、およびそのすべての下位ノードを返します。グローバル変数、プロセス・プライベート変数、または特殊システム変数を指定することはできません。

    ?」を入力すると、Variable: プロンプトで指定できるその他の構文オプションが一覧表示されます。

    • *AVariable: プロンプトに指定した場合、Device: プロンプトが表示されます。Return キーを押すと結果が表示されます。

    • *VVariable: プロンプトに指定した場合、Variable(s): プロンプトが表示されます。このプロンプトには、添え字なしのローカル変数を 1 つ、または添え字なしのローカル変数のコンマ区切りのリストを指定します。添え字付きの変数は拒否されます。すると、^%ERNDevice: プロンプトを表示します。Return キーを押すと結果が表示されます。^%ERN は、指定された各変数の値 (定義されている場合) とそのすべての下位ノードを返します。

    • *LVariable: プロンプトに指定した場合、変数を現在のパーティションにロードします。すべてのプライベート変数を (パブリックとして) ロードしてから、ロードされたプライベート変数と競合しないすべてのパブリック変数をロードします。

関連項目

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