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グローバル・マッピングと添え字レベル・マッピング

同じシステムあるいは異なるシステム上に存在するデータベースから別のデータベースにグローバルとルーチンをマップできます。これによって、さまざまな場所に存在するデータを、簡単に参照できるようになります。グローバルは、その全体でも一部でもマップできます。グローバルの一部 (または添え字) のマッピングは、添え字レベル・マッピング (SLM)と呼ばれます。

同じシステムあるいは異なるシステム上に存在するデータベースから別のデータベースにグローバルとルーチンをマップできます。グローバル添え字をマップできるので、データはディスクを簡単に行き来できます。

このタイプのマッピングを構成するには、"ネームスペースへのグローバル、ルーチン、およびパッケージ・マッピングの追加" を参照してください。

単純な添え字レベル・マッピングの例

グローバル・マッピングは、階層的に適用されます。例えば、NSX ネームスペースに関連付けられた DBX データベースがある一方、このネームスペースでは、^x グローバルを DBY データベースに、^x(1) を DBZ データベースにそれぞれマッピングしているとします。この場合、^x グローバルの添え字が付いたあらゆる形式のうち、^x(1) 階層に属していないものは DBY にマッピングされ、^x(1) 階層に属するグローバルは DBZ にマッピングされます。以下の図は、この階層を示しています。

この図では、グローバルおよびその階層はグレーで表示され、これらのマッピング先のデータベースは黒で表示されています。

より複雑な添え字レベル・マッピングの例

マッピング済みの添え字付きグローバルの一部を別のデータベースにマッピングすることも可能です。また、最初にグローバルがマッピングされていたデータベースにマッピング先を戻すことも可能です。前述の例で、^x(1,2) グローバルの追加のマッピング先を、元の DBY データベースに戻したとします。この場合は、以下のような状態になります。

ここでも、グローバルおよびその階層はグレーで表示され、これらのマッピング先のデータベースは黒で表示されています。

あるネームスペースから別のネームスペースにグローバルをマップしておけば、そのグローバルが現在のネームスペースに存在するかのように、マップされたグローバルを ^ORDER^X(1) のように容易に参照できます。

Important:

添え字レベル・マッピングの範囲を構築する場合、文字列の添え字の機能は整数の添え字の場合と異なります。文字列による添え字の場合は、最初の文字で範囲が決まりますが、整数の範囲は数値で指定します。例えば、添え字範囲 ("A"):("C") には、AA だけでなく AC や ABCDEF も含まれます。一方、添え字範囲 (1):(2) には 11 は含まれません。

基本原理

グローバルおよび添え字の独立した範囲の使用

それぞれのネームスペースのマッピングでは、グローバルまたは添え字の独立した範囲を参照する必要があります。範囲に重複があるとマッピング検証で検出され、マッピングはできません。例えば、管理ポータルを使用して既存のマッピングと重複する新しいマッピングを作成しようとしても、ポータルによってこの重複が拒否され、エラー・メッセージが表示されます。

ログの変更

ポータルを使用してマッピングを正常に変更すると、それも messages.log に記録されますが、失敗した変更は記録されません。構成パラメータ (CPF) ファイルの手動編集でマッピングを設定しようとして失敗した場合は、messages.log に記録されます。CPF の編集の詳細は、"アクティブな CPF の編集" を参照してください。

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