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メッセージ・ディクショナリ

文字列のローカライズでは、メッセージ・ディクショナリを使用します。

メッセージ・ディクショナリの編成

メッセージ・ディクショナリという用語は、ローカライズ可能なメッセージを格納するグローバル (またはグローバルの一部) を指します。各ネームスペースにメッセージ・ディクショナリがあります。グローバルには、ドメイン名、言語名、およびメッセージ ID で編成されたテキスト文字列が含まれます。

  • 各メッセージのテキストは最大 32K 文字の文字列です。データベースで長い文字列が有効になっている場合は、これよりも長い文字列にできますが、既定の最大値は 32K です。メッセージはテキストのみで構成することも、%1%2 などによって指定したパラメータを 1 つ以上含めることもできます。そのメッセージをアプリケーションのページに表示する必要がある場合、これらのパラメータをテキスト (エラー・メッセージ内のファイル名など) に置換できます。

  • ドメイン名は任意の文字列です。これは、特定のアプリケーションやページのすべてのメッセージなど、関係があるテキスト項目のグループを識別します。メッセージのセットにドメインを割り当てると、後から同じドメインを持つすべてのメッセージに特定の操作を実行できます。

    ドメイン名では大文字と小文字が区別され、大文字と小文字を含めることができます。ドメイン名が % で始まる場合は、そのドメイン内にあるすべてのメッセージは、あらゆるネームスペースで表示されるシステム・メッセージと見なされます。そうでない場合、作成したメッセージは、そのメッセージが定義されたネームスペースでのみ表示されます。

  • 言語名は、RFC1766Opens in a new tab に従うすべて小文字の言語タグです。これは、1 つ以上の部分で構成されます。つまり、主言語タグ (enja) の後に、オプションでハイフン (-) で区切られた 2 番目の言語タグを (en-gbja-jp) 記述します。

  • メッセージ ID は任意の文字列で、メッセージを一意に識別します。メッセージ ID はドメイン内でのみ一意である必要があります。ユーザがメッセージ ID を割り当てることも、メッセージの作成に使用した規約に応じてコンパイラで割り当てることもできます。メッセージ ID では大文字と小文字が区別され、大文字と小文字を含めることができます。

メッセージ・ディクショナリの格納

メッセージ・ディクショナリ・グローバルは ^IRIS.Msg と呼ばれ、その添え字は (順番に) ドメイン、言語、メッセージ ID です。各ノードの値は、そのドメイン、言語、メッセージ ID に関連するテキストです。

ネームスペースの ^IRIS.Msg を表示するには、以下の手順に従います。

  1. 管理ポータルを起動します。

  2. 目的のネームスペースに切り替えます。

  3. [システムエクスプローラ][グローバル] をクリックします。

  4. [IRIS.Msg] の行で、[表示] をクリックします。

例を以下に示します。

^IRIS.Msg("mydomain")="en"
^IRIS.Msg("mydomain","en",338288369)="sample string"
^IRIS.Msg("mydomain","en",3486914925)="another sample string"
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