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データ・モデル

InterSystems Supply Chain Orchestrator™ には、複数のデータ・モデルの 1 つを使用してアクセス可能な、統合された単一のデータ・ディクショナリが用意されています。Supply Chain Orchestrator 内で、データをモデル化して、テーブル、オブジェクト、多次元配列、またはドキュメントとして格納できます。異なるモデルが同じデータにシームレスにアクセスすることができ、パフォーマンスの低下を招くマッピングは必要ありません。また、異なるモデルを同じデータで同時に使用でき、完全な同時性が実現されています。Supply Chain Orchestrator データ・モデルには、以下が含まれます。

  • 多次元アクセス : Supply Chain Orchestrator データベースのすべてのデータは、グローバルと呼ばれる、ツリーベースの効率的な多次元スパース配列に保存されます。グローバルは直接アクセスされ、ファイル・システム層が必要ないため、Supply Chain Orchestrator グローバルは非常に高速で柔軟な格納と取得を実現します。グローバルは Supply Chain Orchestrator オブジェクトと SQL インタフェースの基盤になっており、キー/値と NoSQL のパラダイムをサポートしています。また、グローバルによって、Supply Chain Orchestrator は XML や JSON などのダイナミック・データ型を容易に扱うことができます。InterSystems Native SDK for Java、.NET、Python、および Node.js は、グローバルへの直接アクセスを可能にする軽量インタフェースです。これらのインタフェースを使うと、そのスピードと柔軟性を活かしながら独自のデータ構造を実装できます。

  • オブジェクト・アクセス : Supply Chain Orchestrator オブジェクト・モデルは、ODMG (Object Database Management Group) 標準に基づいており、多重継承などの高度な機能を多数サポートしています。Supply Chain Orchestrator データベース内にオブジェクトを作成、格納、および操作する方法は複数あり、アプリケーションでは、一般的に使用されるすべてのオブジェクト・テクノロジを使用してこれらの操作を実行できます。

  • SQL アクセス : Supply Chain Orchestrator データベースへの高性能な直接アクセスに加えて、InterSystems SQL では、ODBC および JDBC を介した (純正 Java ベース・ドライバを使用した) 高性能なアクセスも提供されます。また、リレーショナル・ゲートウェイも備えているため、リレーショナル・データベースから簡単にデータをインポートできます。

  • ドキュメント・アクセス : DocDB は、JSON (JavaScript Object Notation) に基づいてデータを格納および取得するための Supply Chain Orchestrator の機能であり、これによって Web ベースのデータ交換がサポートされます。DocDB は、従来の SQL におけるテーブルとフィールド (クラスとプロパティ) によるデータの保存および取得と互換性がありますが、これとは別の機能です。Supply Chain Orchestrator は、DocDB データの作成と照会のための SQL サポートだけでなく、REST や ObjectScript での DocDB データベースおよびアプリケーションの開発のためのサポートも提供します。

Supply Chain Orchestrator マルチモデル・アクセスの詳細は、InterSystems Multi-Model QuickStartOpens in a new tab を参照してください。

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