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Windows でのカスタム・インストール

ここでは、インストーラ・ウィザードを使用した手動のカスタム・インストールの手順について詳しく説明します。

ここに示す手順を実行する前に、以下を完了していることを確認してください。

カスタム・インストールの概要

既定 :

  • カスタム・インストールでは、システムにインストールする InterSystems IRIS コンポーネントを選択できます。選択によっては、他のコンポーネントのインストールが必要な場合もあります。

手順 1 : コンポーネントの選択

既定 :

  • インストールするコンポーネントを選択します。一部のコンポーネントにはサブ項目があります。これらを表示するには、[+] アイコンを選択します。

  • コンポーネントをクリックすると、短い [機能説明] が表示されます。

  • コンポーネントの横にあるドロップダウンを使用して、インストールするかどうかを選択します。[この機能は利用できなくなります] に対応する [X] アイコンを選択すると、そのコンポーネントと任意のサブ項目がインストールされなくなります。

  • 続行する前に、カスタム・インストールの Web サーバ構成の次のステップの詳細を確認してください。

詳細 :

  • 利用可能なコンポーネントのテーブルを確認します。

  • [容量] をクリックすると、選択したコンポーネントをインストールするための十分な容量がディスクにあるかどうかを確認できます。

手順 2 : Web サーバの構成

既定 :

  • Web ゲートウェイ・コンポーネント ([Web サーバ・ゲートウェイ]) を含める場合は、インストールを開始する前に、[IIS用 CSP] サブ項目が含まれていること、および Microsoft Internet Information Services (IIS) Web サーバがインストールされていることを確認してください。インストーラにより、Web ゲートウェイ向けに IIS Web サーバが自動的に構成されます。

詳細 :

  • [Web サーバ・ゲートウェイ] および [IIS用 CSP] の両方のコンポーネントが選択されているが、IIS Web サーバが検出されない場合、IIS 構成がスキップされない限り、インストールは失敗します。

    • IIS 構成をスキップするには、コマンド行からインストール・ファイルを実行して、CSPSKIPIISCONFIG=1 を指定します。これにより、Web サーバの自動構成がスキップされ、手動構成に必要な IIS CSP バイナリ・ファイルが C:\inetpub\CSPGateway\ ディレクトリにインストールされます。インストールの終了後に、Web サーバを手動で構成する必要があります。

  • [Web サーバ・ゲートウェイ] コンポーネントのみが選択され、[IIS用 CSP] コンポーネントは選択されていない場合、インストールは成功しますが、IIS CSP バイナリ・ファイルはインストールされません。このオプションにより、異なるサポート対象 Web サーバ手動で構成できるようになります。

  • いかなる時点においても Web サーバを使用するつもりがない場合は、これらのコンポーネントを含めなくてもかまいません。Web サーバがなければ、管理ポータルを含め、Web アプリケーションにアクセスすることはできません。

手順 3 : Unicode サポートのインストール

既定 :

  • [Unicode] を選択します。

詳細 :

  • 8 ビットおよび Unicode システムの概要とシステムでどちらを選択すべきかについての詳細は、"文字幅設定" を参照してください。

手順 4 : ポート番号の設定

既定 :

  • 既定のスーパーサーバ・ポート番号を使用します。

詳細 :

  • 既定のポート番号は 1972 です。取得されている場合、既定では 51773 またはこれ以降の使用可能な最初のポート番号になります。

  • 詳細は、"ポート番号" を参照してください。

手順 5 : 初期セキュリティの選択

既定 :

  • [通常] を選択します。

詳細 :

手順 6 : 認証情報の入力

既定 :

  • [既定の SYSTEM アカウント下で InterSystems IRIS を実行] を選択します。

詳細 :

  • SYSTEM アカウントが常に適切とは限りません。使用するべきアカウントについての詳細は、"Windows ユーザ・アカウント" を参照してください。

  • 定義済みのユーザ名アカウントを指定します。インストーラにより、そのアカウントがドメインに存在すること、およびパスワードが正しいことが確認されます。

手順 7 : ユーザの構成

既定 :

  • 事前定義のすべての InterSystems IRIS ユーザ・アカウントで使用されるパスワードを入力します。

  • [次へ] を選択したら、CSPSystem アカウントのパスワードを入力します。

  • どちらのパスワードも、3 ~ 32 文字 (ロックダウン・インストールを選択した場合は 8 ~ 32 文字) で指定する必要があります。

詳細 :

手順 8 : インストールの確認

既定 :

  • 指定したインストール・オプションを確認します。

  • (オプション) [ライセンス] ボタンを選択して、InterSystems IRIS キーが配置されているディレクトリに移動します。キーが妥当であれば自動的に有効化され、[インストール・オプションの概要][ライセンスキー] 設定が更新されて [妥当] と表示されます。

  • インストール・オプションを確認し、オプションとしてライセンス・キーを追加したら、[インストール] を選択します。

詳細 :

  • この手順でライセンス・キーを有効化すると、インストール時に自動的に install-dir/mgr にコピーされ、iris.key という名前に変更されます。

  • この手順でライセンス・キーを有効化しない場合は、インストール後にこれを有効化できます。詳細は、"ライセンス・キーの有効化" を参照してください。

手順 9 : インストールの完了

既定 :

詳細 :

  • 既定では、インストールが完了すると、InterSystems IRIS が自動的に起動し、Windows ツール・バーのシステム・トレイ領域に InterSystems IRIS ランチャーのアイコンが追加されます。[InterSystems IRIS] の項目も Windows の [プログラム] メニューに追加されます。

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