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所有者およびグループの決定

インストール・プロセスでは、以下のユーザとグループの情報の入力を求められます。

  • インスタンスの所有者

  • InterSystems IRIS スーパーサーバの実効ユーザとそのジョブ

  • InterSystems IRIS プロセスの実効グループ

  • インスタンスの開始および停止を許可されたグループ

これらのカテゴリの詳細は、"システム管理ガイド" の “UNIX®、Linux、および macOS での InterSystems IRIS 使用法” の章にある "UNIX® ユーザとグループの識別" のセクションを参照してください。

Important:

InterSystems IRIS はインストール対象のファイルに対するユーザやグループなどの許可を設定する必要があります。これを行うために、InterSystems IRIS はインストール・プロセスの umask022 に設定します。インストールが完了するまで、umask を変更しないでください。

インスタンスの所有者として指定するユーザ・アカウントと、インスタンスの開始および停止を許可されたグループとして指定するグループの両方が、インストールを開始する前に存在している必要があります。これらのプロンプトの 1 つで指定したエントリが存在しない場合、そのプロンプトが再表示されるため、指定しようとしているユーザおよびグループがインストール開始前に存在することを確認してください。

使用しているオペレーティング・システムに useradd ユーティリティおよび groupadd ユーティリティ (または AIX® では mkgroup および mkuser) が含まれている場合は、指定したエントリが存在しなければ、InterSystems IRIS スーパーサーバ用の実効ユーザのアカウントおよび InterSystems IRIS プロセスの実効グループが作成されます。ただし、これらのユーティリティがなく、指定したエントリが存在しない場合、該当のプロンプトが再表示されます。システムにこれらのユーティリティがあるかどうか不明な場合は、インストールを開始する前に、指定しようとしているユーザおよびグループが存在するかどうかを確認します。

Note:

オペレーティング・システムで Network Information Services (NIS) やその他のネットワークベースのユーザまたはグループのデータベースを使用している場合は、groupadd ユーティリティと useradd (または AIX® では mkgroup および mkuser) ユーティリティによりローカル・ユーザおよびグループが作成され、ネットワーク・データベースに既に存在するエントリと競合する可能性があります。この問題を回避するには、ユーティリティに InterSystems IRIS 実効グループおよび実効ユーザを作成させるのではなく、インストールを開始する前に適切な管理ツールを使用して、これらをネットワーク・データベースに作成することをお勧めします。

プロセスの所有権を表示するために UNIX® のオペレーティング・システムで使用するツールでは、実際の所有権と実効所有権との対応が必ずしも表示できるとは限りません。InterSystems IRIS による許可の割り当ての詳細は、"システム管理ガイド" の “UNIX® のユーザ、グループおよび権限” の章を参照してください。

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