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Windows での自動インストール

ここでは、自動インストールの手順について詳しく説明します。

ここに示す手順を実行する前に、以下を完了していることを確認してください。

自動インストールの概要

既定 :

  • 自動操作ではユーザの入力が求められません。その代わりに、コマンド行で InterSystems IRIS インストール・ファイルに渡されるプロパティから入力を取得します。

  • これらのプロパティの詳細は、"コマンド行のリファレンス" を参照してください。

  • 自動インストール、アップグレード、再インストール、およびアンインストール中には、メッセージは表示されません。

手順 1 : 開始前

既定 :

手順 2 : 指定するプロパティの決定

既定 :

  • 基本の自動インストールを実行するために、追加のプロパティを含める必要はありません。インストーラでは既定のオプションを使用します。

詳細 :

  • コマンド行プロパティの使用に関する詳細を確認します。

    • PROPERTYNAME=argument の形式を使用します。

    • プロパティは大文字である必要があります。

    • 引数では、大文字と小文字は区別されません。

    • 各プロパティは 1 つ以上のスペースで区切られる必要があります。

  • 自動インストールで利用可能なコマンド行のプロパティのテーブルを参照してください。

  • 自動インストールで使用するプロパティを書き留めてください。

手順 3 : インストールする機能の決定

既定 :

  • インストールする機能を決定するには、ADDLOCAL プロパティを使用します。

  • 空白のままにすると、既定で ADDLOCAL=ALL に設定され、すべての機能がインストールされます。

  • 基本的な開発環境では、このプロパティを含める必要はありません。すべての機能がインストールされます。

詳細 :

  • カスタム・インストール可能な要素の指定の詳細を確認します。

    • 含める機能を決定するには、ADDLOCAL プロパティを使用します。

    • コンポーネント・グループの featurename を指定し、その後にそのグループ内の featurename コンポーネントをコンマで区切って指定します。各コンポーネント・グループに対してこれを繰り返し、コンマ区切りのリストを作成します。

  • インストールで利用可能な "カスタム・インストール可能な機能" のテーブルを参照してください。

手順 4 : インストール・コマンドの作成

既定 :

  • 以下のコマンドを使用します。

    <path>\<installer>.exe /instance <instancename> /q{b|n} <properties>
    
  • 以下を指定します。

変数 説明
<path> InterSystems IRIS インストール・ファイルのパス。
<installer>.exe InterSystems IRIS インストール・ファイルの名前。
<instancename> 新しい InterSystems IRIS インスタンスの名前。省略した場合、既定値は IRIS ですが、マシンに 1 つ以上のインスタンスが既にインストールされている場合は、別の値を指定する必要があります。
/qb または /qn インストール中に進捗バーを表示するか (/qb)、または完全サイレント・インストールを実行するか (/qn)。
<properties> インストーラに渡すプロパティ ("コマンド行のプロパティ" のテーブルを参照)。

詳細 :

  • <properties> を、インストールに含める任意のプロパティで置き換えます。

  • ADDLOCAL プロパティを使用して、インストールする機能を指定します。

例 :

  • 64 ビット Windows システム上の C:\InterSystems\MyIris というインストール・ディレクトリに既定のインスタンス名で InterSystems IRIS インスタンスをインストールします。

    C:\downloads\IRIS-<version_number>-win_x64.exe /qn INSTALLDIR=C:\InterSystems\MyIris
    
  • インスタンス名 IrisA で InterSystems IRIS のインスタンスをインストールします。

    C:\downloads\IRIS-<version_number>-win_x64.exe /instance IrisA /qn
    
  • ADDLOCAL プロパティを使用して機能のサブセットをインストールします。

    C:\downloads\IRIS-<version_number>-win_x64.exe /qn ADDLOCAL=cube, server, server_user
    

手順 5 : インスタンスのインストール

既定 :

  • コマンド行インタフェースを使用して、任意のプロパティを含め、コマンドを実行します。

  • インストールが完了したら、"Windows でのインストール後の手順" に進みます。

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