%LAST (MDX)
セットのうち、空でない最後のメンバについて評価された、指定されたメジャー (または他の数値式) の値が返されます。この関数は、インターシステムズによる MDX への拡張機能です。
返りタイプ
この関数は、数値を返します。
構文および詳細
%LAST(set_expression, optional_numeric_expression)
以下は、この指定の説明です。
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set_expression は、セットに対して評価される式です。このセットは通常、メンバまたはタプルのセットです。
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optional_numeric_expression は、セット要素ごとにこの関数が評価する数値式です。
通常、この式の形式は、[MEASURES].[measure_name] です。
数値式を指定しない場合、システムは現在の結果セルで使用されるメジャーを使用します。例えば、0 軸で使用されたメジャーまたは WHERE 節で指定されたメジャーです (これらがある場合)。クエリ自体がメジャーを指定しない場合は、ファクト・テーブル内のレコードをカウントする %COUNT が代わりに使用されます。
%LAST 関数は、指定されたセットの各メンバに対して評価された、欠落のない最後の値を返します。
例
以下のクエリは、骨粗しょう症を持つ患者を誕生年の年代別にグループ化して示します。
SELECT MEASURES.[%Count] ON 0, birthd.decade.MEMBERS ON 1 FROM patients WHERE diagd.osteoporosis
Patient Count
1 1910s 2
2 1920s 5
3 1930s 10
4 1940s 5
5 1950s *
6 1960s *
7 1970s *
8 1980s *
9 1990s *
10 2000s *
11 2010s *
以下のクエリは %LAST を使用して、前のセットから最後の空でない患者セットを取得します。
SELECT MEASURES.[%Count] ON 0, %LAST(birthd.decade.MEMBERS) ON 1 FROM patients WHERE diagd.osteoporosis
Patient Count
LAST 5