DRILLFACTS 文 (MDX)
キューブによって定義されているファクトおよびディメンジョン・テーブルを使用して、指定された SELECT 文の結果の最初のセルに関連付けられている最下位レベルのデータを表示します。
構文および詳細
DRILLFACTS select_statement
または、以下のようにします。
DRILLFACTS select_statement RETURN fieldname1, fieldname2, ...
または、以下のようにします。
DRILLFACTS select_statement RETURN fieldname1, ... %ORDER BY fieldname3, ...
以下は、この指定の説明です。
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select_statement は、SELECT を使用する文です。
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fieldname1、fieldname2、fieldname3、fieldname4 などは、キューブによって定義されているファクト・テーブル・クラスのフィールドの名前です。
RETURN 節を指定しないと、クエリは、レコードの ID を返します。
%ORDER BY 節は、MDX に対する InterSystems 拡張機能です。この節は、表示されているレコードの並べ替え方法を指定します。
RETURN および %ORDER BY の詳細は、"DRILLTHROUGH 文" を参照してください。
システムは、内部で SQL クエリを構築して使用します。
Important:
SELECT 文が複数のデータ・セルを返した場合、リストに表示されるのは、最初のセルに関連付けられたフィールドのみです。
例
最初の例は、RETURN を使用しません。したがって、キューブに定義されている既定のリストが使用されます。
DRILLFACTS SELECT diagd.osteoporosis ON 0 FROM patients
# ID
1: 7
2: 13
3: 42
4: 123
5: 140
...
次の例は、RETURN 節を使用します。
drillfacts select diagd.osteoporosis on 0 from patients return dxcolor->dxcolor, dxage, dxpatgroup->dxpatgroup
# DxColor DxAge DxPatGroup
1: Orange 7 Group A
2: Red 11 Group B
3: <null> 30 Group A
4: Purple 58 Group A
5: Purple 62 None
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