<reply>

ビジネス・プロセスからの応答を、ビジネス・プロセスの実行が完了する前に送信します。

構文

<reply/>

詳細

属性または要素	説明
name、disabled、xpos、ypos、xend、yend 属性	"一般的な属性と要素" を参照してください。
<annotation> 要素	"一般的な属性と要素" を参照してください。

説明

ビジネス・プロセスからの “基本応答” は、そのビジネス・プロセス・インスタンスを最初に呼び出した要求に返す応答です。通常、ビジネス・プロセスを実行した時点で、その基本応答が自動的に返されます。ただし、<reply> 要素を使用すれば、基本応答をさらに早く返すことができます。これは、呼び出し側が要求している応答をすぐに返すことができるものの、その呼び出しの結果として、ビジネス・プロセスで実行しなければならない追加処理がある場合に役立ちます。

<reply> 要素は、ビジネス・プロセスの実行コンテキストから response オブジェクトを返します。したがって、ビジネス・プロセスで <reply> を実行する前に、<assign> 要素を使用して、response オブジェクトのプロパティに値を割り当てる必要があります。

Note:

ビジネス・プロセスの実行コンテキストの詳細は、<assign> 要素の説明を参照してください。

例

以下の例は、ビジネス・プロセスの残りの部分を続行する前に応答を返すために使用されるリプライ・アクションを示しています。

<call name="FindSalary" target="MyApp.PayrollApp" async="1">
    <request type="MyApp.SalaryRequest">
        <assign property="callrequest.Name" value="request.Name" />
        <assign property="callrequest.SSN" value="request.SSN" />
    </request>
    <response type="MyApp.SalaryResponse">
        <assign property="context.Salary" value="callresponse.Salary" />
    </response>
</call>
<assign property="response.Salary" value="context.Salary" />
</reply>
<call name="UpdateSalaryCache" target="MyApp.PayrollApp" async="0">
    <request type="MyApp.SalaryCacheRequest">
        <assign property="callrequest.SSN" value="request.SSN" />
        <assign property="callrequest.Salary" value="context.Salary" />
    </request>
</call>