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FreezeOnError

ジャーナル入出力エラーの発生時にジャーナリングの凍結を許可します。

構文

[Journal]    FreezeOnError=n

n は 1 または 0 です。既定値は 0 です。

説明

FreezeOnError=0 (偽、既定) の場合、ジャーナル・ファイルの入出力エラー発生時にジャーナリングは凍結されません。このオプションによってインスタンスの可用性が確保されますが、データ損失が生じる可能性があります。

ジャーナル・デーモンは、失敗した操作を定期的 (通常は 1 秒おき) に再試行します。これは、成功するか、あるいはインスタンスがジャーナルリングされた更新をこれ以上バッファできなくなるか、事前に設定されている時間制限 (通常は 150 秒) に達したために、ジャーナリングが無効になるまで続きます。

Important:

ジャーナリングが無効になった場合は、直ちにデータベースのバックアップを行ってください。ジャーナリングなしで続行するリスクを考慮する必要があります。エラーが発生した期間中の動作はリストアされません。

無効になったジャーナリングは、手動で再開する必要があります。それを行うには、^JRNSTARTOpens in a new tab ルーチンを実行するか、^JOURNALOpens in a new tab ルーチン・メニューからオプション 1 [ジャーナリングの開始] を選択します。

FreezeOnError=1 (真) の場合、ジャーナル・ファイルの入出力エラーが発生すると、ジャーナリングされたグローバル更新はすべて即座に凍結されます。ジャーナル・デーモンがジャーナル書き込みを最低 30 秒間完了できない場合にも、グローバル更新は凍結されます。このオプションによってインスタンスはデータ損失から守られますが、問題を解決している間、インスタンスは可用性が低下するか、使用できなくなります。

ジャーナル・デーモンは失敗した入出力操作を再試行し、成功するとグローバル更新の凍結を解除します。グローバル更新がフリーズしている間、その他のジョブも停止されます。一般的な結果として、ジャーナリングの問題が解決するまで InterSystems IRIS は停止したままとなり、エンドユーザにはシステムの運用が停止したように見えます。InterSystems IRIS が停止している間に問題の対策をとることができます。例えば、ディスクの領域の解放、別のディスクへのジャーナル切り替え、ハードウェア障害の修正などの措置をとります。

Important:

FreezeOnError の設定は自動的にオーバーライドされ、インスタンスがミラーのフェイルオーバー・メンバである場合にオンになります。

詳細は、"ジャーナル入出力エラー" を参照してください。

このパラメータの変更

管理ポータルの [ジャーナル設定] ページ ([システム管理] > [構成] > [システム構成] > [ジャーナル設定]) で、[FreezeOnError] を選択して、この設定を有効にします。

管理ポータルを使用する代わりに、Config.JournalOpens in a new tab クラス (クラス・リファレンスを参照) で、またはテキスト・エディタで CPF を編集することによって ("アクティブな CPF の編集" を参照)、FreezeOnError を変更できます。

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