Global
構文
[Map.w] Global_GlobalName(ss)=Database,Collation,LockLocation
説明
ネームスペース (w) にマッピングが含まれている場合、InterSystems IRIS® Data Platform は、そのネームスペースに対応する [Map.w] という名前のセクションを構成パラメータ・ファイル (CPF) 内に作成します。例えば、USER ネームスペースのマッピングは、セクション [Map.USER] に記述されます。[Map.w] セクションには、そのネームスペースのグローバル・マッピング、ルーチン・マッピング、およびパッケージ・マッピングがすべて含まれます。
グローバル・マッピングは Global_GlobalName の形式をとります。GlobalName はマッピングされる特定のグローバルです。各グローバル・エントリには、ネームスペースにグローバルをマッピングする値がコンマで区切って記述されています。最初の値のみが必須です。その他の値は、値を指定しない場合、インスタンスの既定値に設定されます。これらの値は以下のとおりです。
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Database — グローバルのデータベースの場所。
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Collation — グローバルの照合 (既定値は 5。これは InterSystems IRIS 標準の照合です)。
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LockLocation — グローバルのロック・データベースの場所 (既定値は Database の場所)。ロック・データベースの場所は、Database の場所と同じにすることをお勧めします。
グローバルが添え字レベルでマッピングされていない場合、照合設定は無視されます。実際のグローバルの照合が、ネームスペース定義で定義された照合と (グローバルにマッピングされた添え字レベルで) 一致しない場合、参照すると <COLLATEMISMATCH> エラーが発生します。これは、InterSystems IRIS では、特定のデータベースの既定の照合に関係なく、グローバルが存在しているすべてのデータベースで同じ照合を持つ必要があるためです。
マッピングの詳細は、"ネームスペースへのグローバル、ルーチン、およびパッケージ・マッピングの追加" を参照してください。
添え字マッピング
GlobalName の一部として添え字マッピングを指定できます (ss)。添え字マッピングを指定する場合は、グローバル自体の上位マッピングが存在する必要があります。つまり、マッピング ^X(9) を作成する場合は、^X に対するマッピングが存在する必要があります。添え字マッピングは以下の形式をとることができます。
(1)
(“A”)
(1):(5) — 1 ~ 4 (5 は含まれません)
("A"):("Z") — A ~ Y (Z は含まれません)
(BEGIN):("X") — 先頭~ X (X 自体は含まれません)
("Y"):(END) — Y ~末尾
例
以下では、グローバル ^SALES を SALES データベースにマッピングします。
Global_SALES=SALES
以下では、グローバル ^SALES(“MA”) を SALESMA データベースに添え字マッピングします。
Global_SALES(“MA”)=SALESMA
以下では、グローバル ^ACCOUNT を ACCOUNTS データベースにマッピングします。
Global_ACCOUNT=ACCOUNTS
以下では、グローバル ^ACCOUNT(1) ~ ^ACCOUNT(4) を ACCOUNTS1TO4 データベースに添え字マッピングします (^ACCOUNT (5) は含まれません)。
Global_ACCOUNT(1):(5)=ACCOUNTS1TO4
以下では、先頭が ABC である名前を持つすべてのグローバルを ABC データベースにマッピングします。
Global_ABC*=ABC
このパラメータの変更
管理ポータルの [ネームスペース] ページ ([システム管理] > [構成] > [システム構成] > [ネームスペース]) で、対象とするネームスペースの [グローバルマッピング] を選択します。新しいエントリを追加するには、[新規作成] をクリックします。既存のエントリを編集するには、そのエントリの行の [編集] を選択します。