CONTINUE (ObjectScript)
構文
CONTINUE:pc
引数
引数 | 説明 |
---|---|
pc | オプション — 後置条件式 |
概要
CONTINUE コマンドは、FOR コマンド、WHILE コマンド、DO WHILE コマンドに続くコード・ブロック内で使用されます。CONTINUE を使用して、FOR、WHILE、および DO WHILE コマンドに戻って実行を継続することができます。FOR、WHILE、および DO WHILE コマンドはテスト条件を評価し、その評価を基にしてコード・ブロック・ループを再実行します。したがって、CONTINUE コマンドの実行にはコード・ブロックの終了括弧 ( } ) に到達するのとまったく同じ効果があります。
CONTINUE は引数を取りません (後置条件以外)。同じ行でその後に続くコマンドを、最低 2 つの空白スペースで分割する必要があります。
CONTINUE は、TRY または CATCH ブロックの外側にジャンプして、そのフロー制御文を返すことができます。
引数
pc
コマンドを条件付きにする、オプションの後置条件式。InterSystems IRIS は、後置条件式が True (0 以外の数値に評価される) の場合に CONTINUE コマンドを実行します。InterSystems IRIS は、後置条件式が False (0 に評価される) の場合はコマンドを実行しません。詳細は、"コマンド後置条件式" を参照してください。
例
以下の CONTINUE の例では、後置条件式を使用しています。ループして、1 から 10 (3を除く) のすべての数を出力します。
Loop
FOR i=1:1:10 {
IF i # 2 {
CONTINUE:i=3
WRITE !,i," is odd" }
ELSE { WRITE !,i," is even" }
}
WRITE !,"done with the loop"
QUIT
次の例は、入れ子になった 2 つの FOR ループを示しています。CONTINUE は、内部ループの FOR に戻ります。
Loop
FOR i=1:1:3 {
WRITE !,"outer loop: i=",i
FOR j=2:2:10 {
WRITE !,"inner loop: j=",j
IF j '= 8 {CONTINUE }
ELSE { WRITE " crazy eight"}
}
WRITE !,"back to outer loop"
}
QUIT
次の例は、TRY ブロックが存在する CONTINUE を示しています。CONTINUE は、TRY ブロックの外側の FOR 構文に戻ります。
TryLoop
FOR i=1:1:10 {
WRITE !,"Top of FOR loop"
TRY {
WRITE !,"In TRY block: i=",i
IF i=7 {
WRITE " lucky seven" }
ELSE { CONTINUE }
}
CATCH exp {
WRITE !,"CATCH block exception handler",!
WRITE "Error code=",exp.Code
RETURN
}
WRITE !,"Bottom of the FOR loop"
}
QUIT