ZKILL (ObjectScript)
構文
ZKILL:pc array-node,...
ZK:pc array-node,...
引数
引数 | 説明 |
---|---|
pc | オプション — 後置条件式 |
array-node | 配列ノードであるローカル変数、プロセス・プライベート・グローバル、またはグローバル、またはそれらのコンマ区切りのリスト |
概要
ZKILL コマンドは、指定された array-node の値を削除しますが、そのノードの下位は削除しません。対照的に KILL コマンドは、指定された配列ノードの値と、そのノードの下位を削除します。配列ノードは、ローカル変数、プロセス・プライベート・グローバル、またはグローバル変数のいずれかです。
既定では、この後、この削除された array-node を参照すると <UNDEFINED> エラーが生成されます。%SYSTEM.Process.Undefined()Opens in a new tab メソッドを設定することで、未定義の添え字付き変数を参照する際に <UNDEFINED> エラーを生成しないように InterSystems IRIS の動作を変更できます。
引数
pc
オプションの後置条件式。InterSystems IRIS は、後置条件式が True (0 以外の数値に評価される) の場合にコマンドを実行します。InterSystems IRIS は、後置条件式が False (0 に評価される) の場合はコマンドを実行しません。詳細は、"コマンド後置条件式" を参照してください。
array-node
ローカル変数、プロセス・プライベート・グローバル、またはグローバル配列ノード。単一の式、またはコンマ区切りの式のリストを指定できます。添え字とノードに関する詳細は、"グローバルについての正式な規則" を参照してください。
構造化システム変数 (SSVN) (^$GLOBAL など) で ZKILL を使用しようとすると、<COMMAND> エラーとなります。
例
以下の例では、ZKILL コマンドは a(1) を削除しますが、a(1,1) は削除しません。
SET a(1)=1,a(1,1)=11
SET x=a(1)
SET y=a(1,1)
ZKILL a(1)
SET z=a(1,1)
WRITE "x=",x," y=",y," z=",z
上記は、x=1 y=11 z=11 を返しますが、a を発行します。
WRITE a(1)
これは、<UNDEFINED> エラーを生成します。
関連項目
-
KILL コマンド