$ZCOS (ObjectScript)
コサイン関数です。
構文
$ZCOS(n)
引数
引数 | 説明 |
---|---|
n | Pi から 2 Pi までの範囲のラジアン単位の角度。提供されている他の数値は、この範囲内の値に変換されます。 |
説明
$ZCOS は、n の三角関数のコサインを返します。結果は符号付きの 10 進数で、範囲は -1 から +1 です。$ZCOS(0) は 1 を返します。$ZCOS($ZPI) は -1 を返します。
引数
n
Pi から 2 Pi までの範囲のラジアン単位の角度。値、変数、式として指定することができます。$ZPI 特殊変数を使用して Pi 値を指定できます。Pi より小さいか、2 Pi より大きい、正または負の値を指定できます。InterSystems IRIS はこれらの値を Pi の対応する倍数に解析します。例えば、3 Pi と Pi、負の Pi と Pi、ゼロ (0) と 2 Pi は同値です。
非数値文字列は 0 として評価されます。混合数値文字列および非数値文字列の評価の詳細は、"数値としての文字列" を参照してください。
例
以下は、数のコサインを計算する例です。
READ "Input a number: ",num
IF $ZABS(num)>(2*$ZPI) { WRITE !,"number is a larger than 2 pi" }
ELSE {
WRITE !,"the cosine is: ",$ZCOS(num)
}
QUIT
以下の例は、InterSystems IRIS 小数 ($DECIMAL の数値) の結果と $DOUBLE の数値の結果を比較します。どちらの場合でも、0 のコサインは正確に 1 で、pi のコサインは正確に -1 です。
WRITE !,"the cosine is: ",$ZCOS(0.0)
WRITE !,"the cosine is: ",$ZCOS($DOUBLE(0.0))
WRITE !,"the cosine is: ",$ZCOS(1.0)
WRITE !,"the cosine is: ",$ZCOS($DOUBLE(1.0))
WRITE !,"the cosine is: ",$ZCOS($ZPI)
WRITE !,"the cosine is: ",$ZCOS($DOUBLE($ZPI))