$ZLCHAR (ObjectScript)
整数を対応する 4 バイト文字列に変換します。
構文
$ZLCHAR(n)
$ZLC(n)
引数
引数 | 説明 |
---|---|
n | 0 から 4294967295 の範囲の正の整数です。値、変数、式として指定することができます。 |
概要
$ZLCHAR は n の 4 バイト (long) 文字の文字列を返します。文字の文字列のバイト数は、リトル・エンディアンの順序で、最下位バイトが先に表示されます。
n が範囲外または負の数の場合、$ZLCHAR は NULL 文字列を返します。n がゼロの場合または数値でない文字列の場合、$ZLCHAR は 0 を返します。
$ZLASCII と $ZLCHAR
$ZLASCII 関数は、論理的には $ZLCHAR の逆です。例えば以下のようになります。
SET x=$ZLASCII("abcd")
WRITE !,x
SET y=$ZLCHAR(x)
WRITE !,y
“abcd” を指定すると、$ZLASCII は 1684234849 を返し、1684234849 を指定すると、$ZLCHAR は “abcd” を返します。
$ZLCHAR と $CHAR
$ZLCHAR は、シングル 8 ビット・バイトではなく 4 バイト (32 ビット) の単語を操作すること以外は、$CHAR と同じです。2 バイト (16 ビット) の単語には $ZWASCII を使用し、8 バイト (64 ビット) の単語には $ZQASCII を使用します。
$ZLCHAR の機能は、以下の形式の $CHAR と同等です。
SET n=$ZLASCII("abcd")
WRITE !,n
WRITE !,$CHAR(n#256,n\256#256,n\(256**2)#256,n\(256**3))
$ZLASCII で “abcd” と指定すると、1684234849 が返され、この $CHAR 文で 1684234849 と指定すると、“abcd” が返されます。