$ZQASCII (ObjectScript)
8 バイト文字列を数値に変換します。
構文
$ZQASCII(string,position)
$ZQA(string,position)
引数
引数 | 説明 |
---|---|
string | 文字列。値、変数、式として指定することができます。長さは 8 バイト以上でなければなりません。 |
position | オプション — 正の整数として表される、文字列の開始位置。既定は 1 です。位置は、8 バイト文字列ではなくシングル・バイト単位でカウントされます。position を文字列の最後のバイトにすることはできません。また、position が文字列の最後を超えることもできません。position の数値は、小数桁数を切り捨て、先行するゼロやプラス記号などを削除することによって、整数として解析されます。 |
説明
$ZQASCII が返す値は、使用する引数によって異なります。
-
$ZQASCII(string) は、string の最初の文字位置から開始して、8 バイト文字列を数値に変換して返します。
-
$ZQASCII(string,position) は、position で指定したバイト位置から開始して、8 バイト文字列を数値に変換して返します。
$ZQASCII は、正の整数または負の整数のいずれかを返すことができます。
$ZQASCII は、string の長さが無効の場合、または position の値が無効の場合に、<FUNCTION> エラーを返します。
例
以下は、文字列 "abcdefgh" を数値に変換する例です。
WRITE $ZQASCII("abcdefgh")
これは 7523094288207667809 を返します。
次の例も 7523094288207667809 を返します。
WRITE !,$ZQASCII("abcdefgh",1)
WRITE !,$ZQASCII("abcdefghxx",1)
WRITE !,$ZQASCII("xxabcdefghxx",3)
$ZQASCII と $ASCII
$ZQASCII は、シングル 8 ビット・バイトではなく 8 バイト (64 ビット) の単語を操作すること以外は、$ASCII と同じです。16 ビットの単語には $ZWASCII を使用し、32 ビットの単語には $ZLASCII を使用します。
$ZQASCII と $ZQCHAR
$ZQCHAR 関数は、論理的に $ZQASCII の逆になります。例えば以下のようになります。
WRITE $ZQASCII("abcdefgh")
これは 7523094288207667809 を返します。
WRITE $ZQCHAR(7523094288207667809)
これは、"abcdefgh" を返します。