$ZTAN (ObjectScript)
指定された角度の三角関数のタンジェントを返します。
構文
$ZTAN(n)
引数
引数 | 説明 |
---|---|
n | Pi から 2 Pi までの範囲のラジアン単位の角度。提供されている他の数値は、この範囲内の値に変換されます。 |
説明
$ZTAN は、n の三角関数のタンジェントを返します。結果は、符号付きの 10 進数の数字です。
Note:
$ZTAN は (他のすべての三角関数のように)、利用できる小数桁数の数に丸められた pi を基にして、値を計算します。したがって、$ZTAN($ZPI) から返される値は –.000000000000000000462644 で、$ZTAN(–$ZPI) から返される値は .000000000000000000462644 です。このため、これらの返り値を 0 と比較する制限テストを実行するべきではありません。$ZTAN(0) は 0 です。
引数
n
範囲 0 から 2 Pi までのラジアン単位の角度。値、変数、式として指定することができます。
非数値文字列は 0 として評価されます。混合数値文字列および非数値文字列の評価の詳細は、"数値としての文字列" を参照してください。
例
以下は、数のタンジェントを計算する例です。
READ "Input a number: ",num
WRITE !,"the tangent is: ",$ZTAN(num)
QUIT
以下の例は、InterSystems IRIS 小数 ($DECIMAL の数値) の結果と $DOUBLE の数値の結果を比較します。どちらの場合でも、0 のタンジェントは正確に 0 ですが、pi のタンジェントは 0 ではない負の小数値です。
WRITE !,"the tangent is: ",$ZTAN(0.0)
WRITE !,"the tangent is: ",$ZTAN($DOUBLE(0.0))
WRITE !,"the tangent is: ",$ZTAN($ZPI)
WRITE !,"the tangent is: ",$ZTAN($DOUBLE($ZPI))
WRITE !,"the tangent is: ",$ZTAN(1.0)
WRITE !,"the tangent is: ",$ZTAN($DOUBLE(1.0))