#sqlcompile select
これ以降に記述されている埋め込み SQL 文のデータ形式モードを指定します。
説明
このマクロ・プリプロセッサ指示文は、これ以降に記述されている埋め込み SQL 文のデータ形式モードを指定します。以下の形式をとります。
#sqlcompile select=value
valueは以下のいずれかになります。
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Display — 画面に合わせてデータ形式を設定し、出力します。
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Logical — データをメモリ内の形式のままにします。
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ODBC — ODBC または JDBC 経由での表示に合わせてデータ形式を設定します。
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Runtime — 表示形式 (DISPLAY または ODBC) から実行時間選択モード値に基づく論理格納形式への入力データ値の自動変換がサポートされています。出力値は現在のモードへ変換されます。
実行時間選択モード値の取得および設定の詳細は、"SelectMode" を参照してください。
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Text — Display の同義語です。
-
FDBMS — 埋め込み SQLが FDBMS と同じデータをフォーマットできるようにします。
このマクロの値によって、SELECT 出力ホスト変数の埋め込み SQL 出力データ形式、および埋め込み SQL INSERT、UPDATE、および SELECT 入力ホスト変数の必須の入力データ形式が決まります。詳細は、"埋め込み SQL とマクロ・プリプロセッサ" を参照してください。
以下の埋め込み SQL の例は、さまざまなコンパイル・モードを使用して、Sample.Person テーブルにある Name (文字列フィールド)、DOB (日付フィールド)、および Home (リスト・フィールド) の 3 つのフィールドを返します。
#SQLCOMPILE SELECT=Logical
&sql(SELECT Name,DOB,Home
INTO :n,:d,:h
FROM Sample.Person)
WRITE "name is: ",n,!
WRITE "birthdate is: ",d,!
WRITE "home is: ",h
#SQLCOMPILE SELECT=Display
&sql(SELECT Name,DOB,Home
INTO :n,:d,:h
FROM Sample.Person)
WRITE "name is: ",n,!
WRITE "birthdate is: ",d,!
WRITE "home is: ",h
#SQLCOMPILE SELECT=ODBC
&sql(SELECT Name,DOB,Home
INTO :n,:d,:h
FROM Sample.Person)
WRITE "name is: ",n,!
WRITE "birthdate is: ",d,!
WRITE "home is: ",h
#SQLCOMPILE SELECT=Runtime
&sql(SELECT Name,DOB,Home
INTO :n,:d,:h
FROM Sample.Person)
WRITE "name is: ",n,!
WRITE "birthdate is: ",d,!
WRITE "home is: ",h