$ZVERSION (ObjectScript)
構文
$ZVERSION
$ZV
概要
$ZVERSION には、現在動作している InterSystems IRIS® Data Platform のインスタンスのバージョンを表す文字列が含まれます。
以下の例は、$ZVERSION 文字列を返します。
WRITE $ZVERSION
これは、以下のようなバージョンの文字列を返します。
IRIS for Windows (x86-64) 2018.1 (Build 487U) Tue Dec 26 2017 22:47:10 EST
この文字列には、InterSystems IRIS インストールのタイプ (CPU の型を含む製品番号とプラットフォーム)、バージョン番号 (2018.1)、現在のバージョンでのビルド番号 (ビルド番号の "U" は Unicode を意味します)、および InterSystems IRIS の現在のバージョンが作成された日付と時刻が含まれます。"EST" は東部標準時 (米国東部のタイム・ゾーン)、"EDT" は東部サマータイムを表しています (詳細は "サマータイム" を参照してください)。
次のように、GetVersion()Opens in a new tab クラス・メソッドを呼び出すことで、同じ情報を取得できます。
WRITE $SYSTEM.Version.GetVersion()
他の %SYSTEM.VersionOpens in a new tab メソッドを呼び出してこのバージョン文字列のコンポーネントを取得し、以下を呼び出してリストにできます。
DO $SYSTEM.Version.Help()
バージョンおよびビルド番号の情報は、InterSystems IRIS ランチャーに移動し、[バージョン情報] を選択することで表示できます。
$ZVERSION 特殊変数は、SET コマンドを使用して変更することはできません。変更を試みると、<SYNTAX> エラーが返されます。
例
以下の例は、バージョン文字列から生成された日付を取得し、InterSystems IRIS の現行バージョンの経過日数を算出します。この例は Windows プラットフォーム固有のものです。
SET createdate=$PIECE($ZVERSION," ",9,11)
WRITE !,"Creation date: ",createdate
WRITE !,"Current date: ",$ZDATE($HOROLOG,6)
SET nowcount=$PIECE($HOROLOG,",")
SET thencount=$ZDATEH(createdate,6)
WRITE !,"This version is ",(nowcount-thencount)," days old"
以下の例では、クラス・メソッドを呼び出して同じ操作を実行します。
SET createdate=$SYSTEM.Version.GetBuildDate()
WRITE !,"Creation date: ",$ZDATE(createdate,6)
WRITE !,"Current date: ",$ZDATE($HOROLOG,6)
SET nowcount=$PIECE($HOROLOG,",")
WRITE !,"This version is ",(nowcount-createdate)," days old"
関連項目
-
$ZVERSION(1) 関数
-
$SYSTEM 特殊変数