DROP SCHEMA (SQL)
スキーマ定義を削除します。
構文
DROP SCHEMA [ IF EXISTS ] name [ CASCADE | RESTRICT ]
引数
引数 | 説明 |
---|---|
name | 削除するスキーマの名前。識別子の名前です。 |
IF EXISTS | オプション — name を持つスキーマが存在しない場合に発生するエラーを抑制します。 |
CASCADE | オプション — テーブル、ビュー、ストアド・プロシージャとして投影されるクエリとメソッド、およびユーザ定義の集約など、スキーマを持つすべてのオブジェクトを削除することを指定します。 |
RESTRICT | オプション — スキーマ内に何も定義されていない場合のみ、スキーマを削除することを指定します。このオプションが想定されるのは、CASCADE が指定されていない場合です。 |
説明
このコマンドは、スキーマ定義を削除します。このコマンドを発行するユーザは、操作を実行するためには、スキーマを所有しているか、%SQLSchemaAdmin リソースを持っている必要があります。
CASCADE が指定されている場合、スキーマ内のテーブル、ビュー、ストアド・プロシージャとして投影されるクエリとメソッド、およびユーザ定義の集約はすべて削除されます。
既定で RESTRICT オプションが指定されていますが、手動で指定することもできます。指定されている場合、スキーマはスキーマ内に何も定義されていない場合のみ削除されます。CASCADE なしで DROP SCHEMA が指定されていて、スキーマが空でない場合は、SQLCODE -475 が返されます。
操作の実行中、DROP SCHEMA は暗黙的な %NOJOURN を提供してジャーナリングを抑制し、トランザクションを無効にします。また、CASCADE が指定されている場合には、暗黙的な %DELDATA を提供し、削除するテーブルに関連付けられているデータを削除します。
存在しないスキーマで DROP SCHEMA を実行すると、SQLCODE -473 が返されます。
関連項目
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CREATE SCHEMA
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"InterSystems IRIS エラー・リファレンス" にリストされた SQLCODE エラー・メッセージ