LEFT (SQL)
文字列式の最初 (一番左) の文字から、指定された数の文字を返す文字列関数です。
構文
{fn LEFT(string-expression,count)}
概要
LEFT は、文字列の最初から指定された数の文字を返します。LEFT は、文字列を埋め込みません。文字列内の文字数よりも多い文字数を指定した場合、LEFT はその文字列を返します。引数に NULL を渡すと、LEFT は NULL を返します。
LEFT は、{ } 括弧構文による ODBC スカラ関数としてのみ使用できます。
引数
string-expression
列の名前、文字列リテラル、他のスカラ関数の結果などを表すことができる文字列式。基本となるデータ型は、(CHAR や VARCHAR など) 任意の文字タイプとすることができます。
count
string-expression の最初から返す文字の数を指定する整数。
例
以下の例は、Sample.Person テーブル内の各名前の左端から 7 文字を返します。
SELECT Name,{fn LEFT(Name,7)}AS ShortName
FROM Sample.Person
以下の例は、LEFT による文字列自体よりも長い count の処理方法を示しています。
SELECT Name,{fn LEFT(Name,40)}
FROM Sample.Person
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