%ODBCOUT (SQL)
構文
%ODBCOUT(expression)
%ODBCOUT expression
概要
%ODBCOUT は、フィールドやデータ型の LogicalToOdbc メソッドで値を渡した後、expression を ODBC 形式で返します。ODBC 形式は、ODBC を経由してデータを表示できる形式です。この形式は、データが ODBC/SQL に公開されるときに使用されます。使用可能な形式は ODBC で定義したものに対応します。
通常、%ODBCOUT は、SELECT リストの select-item で使用されます。WHERE 節内で使用できますが、%ODBCOUT を使用すると指定されたフィールドでインデックスを使用できなくなるので、使用しないことをお勧めします。
%ODBCOUT を適用すると、列見出し名が “Expression_1” などの値に変更されます。したがって、後述の例で示すように、通常は列名のエイリアスを指定することをお勧めします。
%ODBCOUT による変換にかかわらず、日付は、日付フィールドまたは関数によって返されるデータ型に依存しています。%ODBCOUT は、CURDATE、CURRENT_DATE、CURTIME、および CURRENT_TIME の値を変換します。CURRENT_TIMESTAMP、GETDATE、GETUTCDATE、NOW、および $HOROLOG の値は変換しません。
%ODBCOUT は、InterSystems SQL の拡張です。
表示形式オプションの詳細は、"データ表示オプション" を参照してください。
引数
expression
変換される式。 フィールド名、フィールド名を含む式、または変換可能なデータ型で値を返す関数 (DATE や %List など)。ストリーム・フィールドにすることはできません。
例
以下の例は、既定の表示形式 %ODBCIN および同じフィールドの %ODBCOUT 形式を示しています。
SELECT FavoriteColors,%ODBCIN(FavoriteColors) AS InVal,
%ODBCOUT(FavoriteColors) AS OutVal
FROM Sample.Person