%TERMLIST (MDX)
条件リストに基づいてメンバのセットを作成できるようにします。%OR 関数で %TERMLIST をフィルタ処理に使用すると、特に有効です。この関数は、インターシステムズによる MDX への拡張機能です。
返りタイプ
この関数は、セットを返します。
構文および詳細
%TERMLIST(term_list_name, flag)
以下は、この指定の説明です。
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term_list_name は、条件リストの名前として評価される文字列式です。
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flag (オプション) は、"EXCLUDE" または "Include" (既定) のどちらかです。
この関数は、既定では、条件リストのキー値によって指定されるメンバと条件リスト・パターンの組み合わせで構成されるセットを返します。条件リスト・パターンは、メンバが属するレベル、およびメンバのフル ID を作成する方法を示します。
flag として "EXCLUDE" を指定すると、条件リストで指定されたメンバを除く、指定されたレベルのすべてのメンバで構成されるセットを返します。
用語リストの定義に関する詳細は、"条件リストの定義" を参照してください。
例
例えば、HoleFoods に対して、MyCities という名前の条件リストが以下のように定義されているとします。
この条件リストに、以下に示すパターン式が指定されているとします。
[Outlet].[H1].[City].[*]
この場合、この条件リストに対して、%TERMLIST 関数は、City レベルのメンバ Atlanta、Boston、および New York で構成されるセットを返します。つまり、以下の 2 つの式は同等です。
%TERMLIST("MyCities")
および、
{[Outlet].[H1].[City].[Atlanta],[Outlet].[H1].[City].[Boston],[Outlet].[H1].[City].[New York]}
%OR 関数で %TERMLIST をフィルタ処理に使用すると、特に有効です。以下はその例です。
SELECT FROM holefoods %FILTER %OR(%TERMLIST("MyCities"))
関連項目
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%LOOKUP ("他の条件リスト関数との比較" を含む)