$ZHOROLOG (ObjectScript)
InterSystems IRIS の開始以後に経過した秒数を含みます。
構文
$ZHOROLOG
$ZH
概要
$ZHOROLOG は、直近の InterSystems IRIS の開始後から経過した秒数を含みます。これは、時刻の変更と日付の境界とは独立するカウントです。値は浮動小数点数として表され、秒と秒の小数部を示します。小数桁数は、プラットフォームによって異なります。$ZHOROLOG は、小数部分の末尾の 0 を切り捨てます。
この特殊変数は、SET コマンドを使用して変更することはできません。変更を試みると、<SYNTAX> エラーが返されます。
Note:
Windows オペレーティング・システムの制限により、Windows システムをハイバネート・モードまたはスタンバイ・モードにすると、$ZHOROLOG によって予期しない値が返される場合があります。この問題は、$HOROLOG または $ZTIMESTAMP の値には影響しません。
例
以下の例は、現在の $ZHOROLOG 値を出力したものです。
WRITE $ZHOROLOG
これは、1036526.244932 のような値を返します。
以下の例は、$ZHOROLOG を使用して、イベントの時間制限と、ベンチマークを行う方法を表しています。この例は、100 回の実行でアプリケーションの時間制限を行い、そして平均の実行時間を割り出します。
Cycletime
SET start=$ZHOROLOG
FOR i=1:1:100 { DO Myapp }
SET end=$ZHOROLOG
WRITE !,"Average run was ",(end-start)/100," seconds."
QUIT
Myapp
WRITE !,"executing my application"
; application code goes here
QUIT
関連項目
-
$HOROLOG 特殊変数
-
$ZTIMESTAMP 特殊変数