SIGN (SQL)
与えられた数値式の正負符号を返す、数値関数です。
構文
SIGN(numeric-expression)
{fn SIGN(numeric-expression)}
概要
SIGN は、以下の値を返します。
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numeric-expression がゼロより小さい場合、-1 を返します。
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numeric-expression がゼロの場合、0 (ゼロ) を返します。0、+0、または -0。
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numeric-expression がゼロより大きい場合、1 を返します。
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numeric-expression が NULL または非数値文字列の場合は、NULL です。
SIGN は、ODBC スカラ関数 ({ } 括弧構文) または SQL 汎用関数のいずれかとして使用されます。
SIGN は、その値を決定する前に、numeric-expression をキャノニック形式に変換します。例えば、SIGN(-+-+3) と SIGN(-3+5) はどちらも、正数を示す 1 を返します。
Note:
InterSystems SQL では、2 つのマイナス記号 (ハイフン) はインラインのコメント文字を表します。そのため、2 つの連続するマイナス記号を指定する SIGN 引数は、引用符で囲まれた数値文字列として記述する必要があります。
引数
numeric-expression
正負符号が返される数
例
以下の例は、SIGN の結果の例です。
SELECT SIGN(-49) AS PosNeg
これは、-1 を返します。
SELECT {fn SIGN(-0.0)} AS PosNeg
これは、0 を返します。
SELECT SIGN(-+-16.748) AS PosNeg
これは、1 を返します。
SELECT {fn SIGN(NULL)} AS PosNeg
これは、<null> を返します。