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<property>

Business Intelligence キューブで、レベルにオプションのプロパティを定義します。

詳細

レベルは、ゼロ個以上のカスタム・レベル・プロパティを含むことができます。これらのプロパティは、値がソース・データから導出され、レベルの特定のメンバに関連付けられます。例えば、市区町村のレベルには、人口や郵便番号などのプロパティを組み込むことができます。各市区町村に、これらの各プロパティの値が 1 つ存在します。

<property> 要素には以下のコンテンツがあります。

属性 目的
namedisplayNamedescriptiondisabled "キューブの共通属性" を参照してください。
sourcePropertysourceExpression アーキテクトで [プロパティ] または [式] を指定する際とほとんど同じ方法で、これらの属性のいずれかを指定します。"ディメンジョンまたはレベルのソース値の定義" と "ソース式の詳細" を参照してください。 メモ :
  • sourceProperty には、[プロパティ] に入力するのと同じ値を一重引用符で囲んで使用します。

    例 : sourceProperty='MyProp'

  • sourceExpression には、[式] に入力するのと同じ値を一重引用符で囲んで使用します。

    例 : sourceExpression='%source.MyProp_"ABC"'

値自体に二重引用符が含まれない場合は、代わりに二重引用符で値を囲むこともできます。例 : sourceExpression="%source.MyProp"
sort (オプション) このプロパティが属するレベルのメンバを並べ替える際にこのプロパティをどのように使用するかを指定します。レベルは複数のプロパティを基準にして並べ替えることができます。その場合、<property> 要素を定義した順序で並べ替えが適用されます。最初のプロパティが一次の並べ替えを制御し、2 番目のプロパティが二次の並べ替えを制御するというように続きます。

"asc""asc numeric""desc"、または "desc numeric" を指定します。

既定では、プロパティはメンバの並べ替え順序に影響しません。

isName (オプション) "true" の場合、指定されたレベルのメンバについて、システムがこのプロパティの値を使用してメンバの名前を指定することが、この属性によって指定されます。

"true" または "false" (既定) を指定します。

isDescription (オプション) "true" の場合、指定されたメンバについて、システムがこのプロパティの値をメンバのツールのヒントに使用することが、この属性によって指定されます。"true" または "false" (既定) を指定します。
isReference (オプション) "true" の場合、システムがこのプロパティの値を格納するのではなく、プロパティを元のソース・テーブルを参照する SQL 計算フィールドとして定義することが、この属性によって指定されます。isReference="true" と指定した場合は、メンバ・キーが、レベル (およびそのプロパティ) の基礎となっているレコードの ID になるように、レベルを定義する必要があります。
useDisplayValue (オプション) DISPLAYLIST および VALUELIST パラメータの値があるクラス・プロパティの場合、この属性によってプロパティに使用する値が指定されます。この属性が "true" (既定) の場合は、DISPLAYLIST で指定された値が使用されます。この属性が "false" の場合は、VALUELIST で指定された値が使用されます。
linkClasslinkProperty (オプション) "他のテーブルへのリンク" を参照してください。
factName (オプション) (生成されたディメンジョン・テーブルで) プロパティに対応する列に使用される名前。この属性が NULL の場合はシステムによって名前が生成されます。生成されたディメンジョン・テーブルに対して SQL クエリを直接発行する予定がない限り、この属性は重要ではありません。

この属性の名前が存在しても、プロパティはファクト・テーブルにはありません。プロパティは、それらが属するレベルに対応するテーブルにあります。

<measure>factName の説明を参照してください。

formatString (オプション) 値の表示方法を制御します。"formatString の詳細" を参照してください。書式文字列では、特殊文字 0 も使用できます。これは先頭のゼロのプレースホルダとして使用します。例えば、00000 は、先頭のゼロが埋め込まれた 5 桁の数値を示します。
hidden (オプション) hidden="true" の場合、このプロパティは定義され、クエリで使用することができますが、アナライザで使用可能なプロパティとしてリストには表示されません。

以下に例を示します。

<property name="Population" sourceProperty="City.Population"/>

内部プロパティ

各レベルに対して、システムは自動的に一連の内部プロパティも定義します。これらのプロパティは、"InterSystems MDX リファレンス" を参照してください。

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