COT (SQL)
与えられた角度の三角関数のコタンジェントを、ラジアン表示で返すスカラ数値関数です。
構文
{fn COT(numeric-expression)}
概要
COT は、ゼロ以外の数値を取り、そのコタンジェントを浮動小数点数で返します。NULL 値を渡すと、COT は NULL を返します。数値 0 (ゼロ) では実行時エラーが発生して、SQLCODE -400 (致命的なエラーが発生しました) が生成されます。COT は、非数値文字列を数値 0 (ゼロ) として扱います。
COT は、有効桁数が 36 で小数桁数が 18 の値を返します。
COT は、{ } 括弧構文による ODBC スカラ関数としてのみ使用できます。
DEGREES 関数を使用してラジアンを度数に変換できます。RADIANS 関数を使用して度数をラジアンに変換できます。
引数
numeric-expression
数値式。ラジアンで表示される角度です。
COT は、NUMERIC または DOUBLE データ型のいずれかを返します。COT は、numeric-expression がデータ型 DOUBLE の場合には DOUBLE を返し、それ以外の場合には NUMERIC を返します。
例
以下の例は、COT の実行結果です。
SELECT {fn COT(0.52)} AS Cotangent
これは、1.74653 を返します。
SELECT {fn COT(124.1332)} AS Cotangent
これは、-0.040312 を返します。