COS (SQL)
与えられた角度の三角関数のコサインを、ラジアン表示で返すスカラ数値関数です。
構文
{fn COS(numeric-expression)}
引数
引数 | 説明 |
---|---|
numeric-expression | 数値式。ラジアンで表示される角度です。 |
COS は、NUMERIC または DOUBLE データ型のいずれかを返します。COS は、numeric-expression がデータ型 DOUBLE の場合には DOUBLE を返し、それ以外の場合には NUMERIC を返します。
概要
COS は、任意の数値を取り、浮動小数点数でコサインを返します。返り値は -1 から 1 までの範囲の値です。NULL 値を渡すと、COS は NULL を返します。COS は、非数値文字列を数値 0 (ゼロ) として扱います。
COS は、有効桁数が 19 で小数桁数が 18 の値を返します。
COS は、{ } 括弧構文による ODBC スカラ関数としてのみ使用できます。
DEGREES 関数を使用してラジアンを度数に変換できます。RADIANS 関数を使用して度数をラジアンに変換できます。
例
以下の例は、2 つのサイン値に対する COS の実行結果です。
SELECT {fn COS(0.52)} AS Cosine
これは、0.86781 を返します。
SELECT {fn COS(-.31)} AS Cosine
これは、0.95233 を返します。