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<calculatedMember>

(Business Intelligence キューブ内のレベルの) 他のメンバに関して定義されるメンバである、オプションの計算メンバを定義します。

詳細

以下の 2 種類の計算メンバを追加できます。

  • 他のメジャーに基づく新しいメジャーを定義できます。例えば、以下のような数式でメジャーを定義できます。

    Measure 3 = (Measure 1 + Measure 2) / Measure 2)
    

    これは正確な構文ではありません。

  • 他のメジャー以外のメンバに基づく新しいメンバを定義できます。例えば、Favorite Color ディメンジョンの redyellow、および blue のメンバを結合する Primary Colors メンバを作成できます。

    この新しい Primary Colors メンバは、redyellow、および blue のメンバに対応するファクト・テーブルのすべてのレコードを参照します。

MDX では、メジャーはメンバと見なされます。これが、両方の種類の計算要素が計算メンバであると見なされる理由です。

Note:

現在、この要素を使用してメジャーを定義する際に MDX シェルの cube コマンドではこのメジャーがリストされません。ただし、MDX シェルまたはクエリ API のセットは使用できます。

<calculatedMember> 要素には以下のコンテンツがあります。

属性 目的
namedisplayNamedescriptiondisabled "キューブの共通属性" を参照してください。name 属性について、システムでは名前が既に使用されているかどうかのチェックが行われません。同じディメンジョンの別メンバが既に使用している名前を使用すると、そのメンバがオーバーライドされます。
dimension このメンバが属するディメンジョン。
valueExpression 他のメンバへの参照に関連してこのメンバの値を定義する MDX 式。単純で一般的なシナリオについては、"計算要素の定義" を参照してください。詳細と例は、"InterSystems MDX リファレンス" を参照してください。
formatString (オプション) 値の表示方法を制御します。"書式文字列の指定" を参照してください。
units (オプション) メジャー値が表示される単位を示します。現在、この属性は、一般情報としてのみ提供されています。
listingFilter (オプション、dimension"measures" である場合のみ) ユーザがピボット・テーブルでこの計算メジャーを表示し詳細リストを要求する際に使用される追加フィルタを指定します。"計算メジャーのリストの追加フィルタの指定" を参照してください。
Note:

上記以外に、計算メンバは以下の 2 つの方法でも定義できます。

  • MDX クエリでの WITH 節の使用。

  • CREATE MEMBER 文の中。

    これは MDX シェル内でのみ有効です。

"InterSystems MDX リファレンス" を参照してください。

以下はその例です。

<calculatedMember name="Avg Age" dimension="MEASURES" valueExpression="[MEASURES].[Age]/[MEASURES].[%COUNT]"/>

この計算メンバを使用するコンテキストでは、まず、そのコンテキストの Age および Patient Count メジャーが評価され、次に除算が実行されます。

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